秋も晩秋になってきました、みろく苑では椎茸の収穫が最盛期を迎えています。
みろく苑では紅葉の木の下に椎茸栽培用のハウスが御覧の通り三棟建っています。
椎茸の原木は約1200本程度、屋外で順番を待っていますが雨が降ると時々待ち切れずに発芽してくる。
その原木に水を含ます為に大きな水槽に二日程入れます。しかしこの作業が結構強烈で原木を水槽に並べ浮いてこない様に石で重しをします。揚げる時は原木は水をたっぷり含み重量は大きい物は30kg程度になりこれを水槽から引きずり揚げるのが一苦労です(腰痛にならなければよいが)。
その原木をハウスに入れて二日程経つと御覧の様に椎茸の赤ちゃんが所狭しと一杯出て来ました。
さらに二日程すると収穫期です、御覧の様に立派な椎茸に成長しています。
立派な物は10cm程度に形よくなって収穫です、一日に大きなザルに3~4杯程度が採取されます。
本来は水に漬けず自然発芽を待つのですがみろく苑の方々は結構せっかちで原木を水槽に入れてショックを与え強制発芽栽培です。それには訳が有ります。今は猿達も餌が豊富でこの付近には来ませんが冬になると食べ物が不足してくるのでこの椎茸は猿にとって貴重な食料の様ですので屋外栽培が出来ません。
ハウスを近くで見ると、下の方には猿除けの電気が流れています。ハウスにはゴルフ練習場に使う強力なネットで覆われています。これなら猿も侵入出来ないと思いしや、昨年は木をつたい天井に上がり上からこのネットを食い破り侵入された。みろく苑の管理人さんがハウスとネットの間に居た猿を棒で叩き猿は目を白黒して脳振とうでダウン、ネットを外してあげて逃がしてやった。猿の知恵か人間の腕力か、今年も猿との知恵比べが始まった。
みろく苑産の椎茸が御希望の方はどうぞお越し下さい、販売もしております。