実はこの機体、翼が捻れてました。
そこが気に入らん!と言うオーナーが捨てるだとか、タンスの肥やしにするだとか言ってましたが、ひょんなことから格安で譲ってもらえました。
オーナーは義理堅い人で「ねじれた翼の飛行機を渡せない!」と僕の手元に来る前にセミプロ模型製作者に修理を頼んだそうです。
と言うことで、どのように捻れを直したのか聞いてみましたら、アイロン温度を上げてフィルムのテンションで戻したとのこと。
こんな大きく頑丈な翼でもフィルムテンションでねじれたり、直ったりするんですね。
おまけにフィルムを強制的にテンションかけたほうは、ひなたに飛行機を置いていてもフィルムの緩みがほとんど無いんです。
フィルム貼りのいろはにあまり収縮させない、と言う風に伝わってますが実際にはわれわれが思っているよりテンションかけて収縮させるほうがいいのかもしれません。
もちろん縮れてしまったり穴が空いたりするほどはやりすぎですから、その辺の加減が大切ですよ。