昨日は用事があって伊豆高原まで出かけました。
その帰りに浄ヶ崎海岸へ立ち寄るとそこに蓮着寺と言うお寺があり、
そこが日蓮上人のゆかりの地であることを知り、
興味を持ちました。
私は日蓮宗では無いし、日蓮に興味があったわけでは無いけれど、
そこには鎌倉時代に日蓮が政府から迫害されていたことを初めて知りました。
その時代に日蓮は命を狙われて色んな場所に流罪になっているようです。
興味がなかっただけに全く知らなかった遠い昔の出来事を
思いがけず知る事になり、友の家に戻ってからその話題を出しました。
するとその家の主人が思い出したようにこう言ったのです。
そう言えばうちの親父が、生きている時によく浪曲を歌うのが好きで
日蓮の御法難という歌があったと。
浪曲。
何という懐かしい言葉の響きでしょう。
子供の頃は普通に浪曲が身近にあった気がします。
子供でしたからその魅力を分かっていたわけではありません。
が、当時の年寄が聴いたり唸ったりするのを耳にする事がありましたし、
テレビやラジオから流れて来る事もあったのです。
浪曲は今よりずっと身近にあるモノでした。
日蓮の御法難を謳う浪曲は広沢虎造という名前の浪曲師で、その名は聞き覚えのあるモノでした。
友の家の主人は私と同年代なのでしばし浪曲の話題で盛り上がりましたが、
浪曲って今は殆ど聞かなくなりましたね。
もしかして死語?かしら、と思って調べてみると
そんな事無く、今でも浪曲師は存在していますが浪曲の聴ける寄席は
東京と大阪に一つずつあるっきりだそうです。
既に自分の世代でも、浪曲のことをあまり知らないのに
若い人の中にはその魅力に惹かれている人もいる様ですね。
検索して見ると新しいブーム到来などという記事が出ていました。
とは言え浪曲は現代ではかなりマイナーなジャンル見たいですね。
そんな訳で昨日は日蓮と浪曲で盛り上がりましたわ。
皆さんの中で浪曲、マア懐かしいと言う人はどれほど居るのでしょうか。
幼少の頃は全く興味を持たなかった浪曲ですが
ちょっと聴いてみようかなよいう気になってます。
海岸に出たのはもう日没近かったので写真を撮るには遅すぎましたが、
蓮着寺の門前に桜も葉桜になって居ましたよ。
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