こんにちは😃
なんと今日はニューヨークの日なんだって。
どうして今日?
と思ったらその昔この地が植民地で無くなった日とか、、、、、
ニューヨークと言えば三十数年前のことだけど一年くらいマンハッタンで暮らしていましたの。
ニューヨークと言えば最近では眞子さまと小室さんが新婚生活を送るかもしれない場所ですよね。
眞子さまがマンハッタンを普通に歩いている姿は想像し難いですね。
マンハッタンでの思い出は多々ありますが、
今一つ思い出したのは
私ね、バスに乗っていてスリに遭ったんです。
といっても私は被害者ではありません。
被害者になりかけた、かもしれませんの。
ことの成り行きはこんな風でした。
その日私はハーレムに住む友人を訪ね、午後遅く帰宅するためにダウンタウン行きのバスに乗っていました。
暮れなずむ初秋の街を走るバスには多くの人が乗り合わせておりました。
私が乗り込んだ時に空席は無く、バスの奥の方で立っていると、
何となく後方近くに人の気配を感じふと眼差しを肩越しに後ろに向けると、
掛けていたショルダーバッグのファスナーの上に人の手が見えたのです。
ビックリして咄嗟にバッグを前に引き寄せました。
私のこの行動で作戦に失敗したスリはすぐに次の獲物を見つけたのか
手を引っ込めると同時に私の横を知り抜けて昇降出口の近くへ移動したのです。
おかげで私はシカトこの目でスリの正体を目撃することになりました。
あの人はスリだ、そう思うと軽犯罪とは言え犯罪者と乗り合わせていると言うだけで
少し興奮しましたが、
気になって、みるとも無く彼の行動を見ていると
なんと彼には仲間がいたのです。
その仲間に素早い目配りを送った瞬間を見てすぐに気がつきました。
合図を受け取った仲間は何気ない動きをして
獲物となった人とスリの二人を覆い隠すような格好に立ち位置を変えたのです。
こちらは二人の存在に気付いているのでその行動の意味がはっきりと見て取れました。
布陣を決めた二人組はすぐに仕事に取り掛かりました。
手にはコートを掛けています。
スリは掛けたコートの下からソーっと、
斜め前に立つ婦人のコートのポケットに手を伸ばし何かを掴んだようでした。
バスが次のバス停で停車するとその二人組は何食わぬ顔で別々に降りて行きましたが、
一部始終を見とても怖かったのを覚えています。
その時私はバスの中で一言も発することができませんでした。
本当に怖くてもしかしてまだ仲間がいるかもしれない、などと
バカなことも考えました。
バスが五番街まできて止まり、私もその婦人もバスを降りました。
私は思わず前を歩く婦人に声をかけずにいられませんでした。
すみません、私は今のバスに乗っていました。
そしてスリがあなたのコートのポケットに手を入れました。
何か取られているかもしれません。
調べてみてください。
怖くてバスの中で言えませんでした。
ごめんなさい。
そう彼女に言うと、
直ぐに確認して私にお礼を言ってくれたのです。
それがあの時の出来事の全てです。
犯罪を目の当たりにした事など日本では一切ありませんでした。
それがニューヨークでは身近に物騒な話を幾度も聞くのです。
私自身に危険な事はありませんでしたが、
日本で暮らすのとは違う緊張感があって
それがまた楽しかったのはやっぱり若かったからでしょうかね。
今はニューヨークへ行くより山にいた方がいいかな☆
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