大野威研究室ブログ

おもにアメリカの自動車産業、雇用問題、労働問題、労使関係、経済状況について、最近気になったことを不定期で書いています。

イギリスの最低賃金

2016年09月22日 | 日記

 ちょっと前の話になるが、今年(2016年)4月、イギリスは25歳以上の最低賃金を7.2ポンド(1000円:1ポンド=140円で計算)に引き上げた

 これを主導したのはEU残留派で数か月前まで次期首相の最有力候補と考えられていたオズボーン財務大臣(当時)とされている。オズボーン氏は、2017年と2020年に予定される法人税のそれぞれ19%、18%への引き下げで企業に利益が出るとして、最低賃金アップを擁護している(現在は20%)。

 以来イギリス政府は、2020年までに最低賃金を9ポンド(1260円)に引き上げることを目標としている。