アメリカで新しく失業保険を申請する人が増えている。
アメリカでは今年の9月に新規失業保険申請件数が20万2千件とリーマンショック後の最低を記録した。
しかしその後、大型ハリケーンなどの影響から申請件数は増加に転じ、2018年11月24日には23万4千件とボトムから1割以上の増加となった。
自然災害がひと段落した後も申請件数は増加しており、金融引き締めや貿易摩擦の激化による影響がでているのではと懸念される。
先週は、パウエルFRB議長が金利の先高観にブレーキをかける発言をおこなったり、中国に対する関税引き上げの延期があったり市場の不安をやわらげる大きな出来事が続いた。
新規失業保険申請件数の増加基調がつづくのかどうか、しばらく注視していきたい。