トヨタのエコカー戦略はこれまで、ハイブリッド自動車が中心で電気自動車の販売では他社に出遅れていた。
しかしオートモーティブニュースは、トヨタが来年以降、中国と欧州であいついで電気自動車を発売すると報じた。
同紙によると、トヨタは来年、中国で同社としてははじめての電気自動車(C-HRの電気自動車バージョン)を発売する。
トヨタはまた、これまでハイブリッド車の比率が高かった欧州でも、2021年までに電気自動車を発売する(2019年、欧州におけるトヨタの自動車販売の50%はハイブリッド車の見込み)。
オートモーティブニュースは、高価格が見込めるSUVやバンが電気自動車の候補にあがっているとしている。
ちなみに、トヨタは現在、欧州ではプジョー(PSA)から中型商用車(バン)の供給を受けて自社ブランドとして販売しているが、PSAはオペルと共同して来年、電気自動車(商用バン)を発売する予定となっている。
ここから、オートモーティブニュースは、商用の電気自動車はPSAから供給を受ける可能性が高いとしている。
トヨタは、2020年代初頭、全世界で10車種の電気自動車を販売する予定となっている。