橋下市長、遺族に謝罪 高2自殺、体罰「認識甘すぎた」
2013年1月12日(土)23:14 朝日新聞記事より
大阪市立桜宮(さくらのみや)高校バスケットボール部主将の2年男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)の体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下徹大阪市長は12日午後、生徒の遺族宅を訪れ謝罪した。橋下市長は「口で言って聞かなければ手を出すときもある」などと発言してきたが、両親と兄との2時間以上の面会後、「自分の認識は甘すぎた」と述べた。
橋下市長は「学校、市教委、市に百%責任がある」と謝罪し、遺族の了解を得て生徒の遺書を読んだという。面会後、市長は「最後の言葉をつづる姿を想像するだけでたえられない」と涙ぐんだ。
学生時代はラグビー部員だった橋下市長は「スポーツの指導で頭をたたかれたり、尻を蹴られることは普通にあると思っていた」。だが自殺に至る経緯を両親から聞き、認識が甘かったと気づいたという。「顧問と生徒は絶対的な上下関係。そういう状況の中で厳しい指導を認めると、こういうことになってしまう。むしろ厳格に暴力は排除しなければ」
この文章は、朝日新聞のホームページ上に掲載されたものだ。
橋下大阪市長も、やっと事態の重要性に気付き行政の全面的責任を認めた。
しかし私は、今回の事件の本当の姿は、もっと違ったところが原因ではないかと当初から疑っている。その疑いを持たせる行動が、OBの一部にある顧問教師の処分の軽減を求める嘆願書の署名集めだ。
それにキャプテンが、選挙によって選ばれたと言う事である。そうした情報を勘案した結論が、本当の事件の姿であろうと思われるが、証拠のないことをここに書くと、名誉毀損になるので書かずにおく。ただ現在の情報から言えることは、顧問教師にはこのキャプテンは、気に入らなかったということだ。
後は皆様の推察にお任せする。
他の市町村も、他山の石とせず、早急な再点検をされたい。私の住む広島市においても同じである。いつ同じ事件が発生してもおかしくない。
政令指定都市制度の下、教員採用が都道府県の専権事項から外れ、政令指定都市や、中核都市にも認められたため、人事異動の硬直化を招いている。いっそ教員の採用権限を国に一本化したほうが良いのかもしれない。その方が教員の質の確保と地方議員からの圧力を排除できる。
これを機に文部科学大臣様お考え下さい。