バタンキュー

　昨日は、奥さまのお世話疲れで、一日中寝ていた。　奥さまは、交通安全協会の支部の事務局をおやりだが、気を回し過ぎてお疲れになる。　そのしわ寄せが当方に波及してくる。　昨日も、啓蒙活動で、安佐北警察官内の各支部が集まって、スーパーでティッシュを配られた様だ。　わが身を鑑みお休みになれば良いのに、お出かけ。　万が一の時は代役で、幟の骨組みを搬送しなくてはと、気が張っていたが、奥さまがお出かけに成ったのでどっと疲れが出てしまった。　お帰りまでに夕飯の支度をと、「筍飯」を焚いて置いた。　良い出来だったので、痴呆になっているN女子の所に、お裾分けとばかり奥さまがお持ちになった。　昭和４１年来の顔見知りだけに、なんとも言えない気分なのだ。　加えて、ご主人は石綿による肺がんで亡くなられた。　彼女は、幼少期から、相当な苦労をしてきたようである。　それも、戦前の職業軍人の父親が抱えた戦後の苦労のようだ。　機会が有ったら、その事をまとめると良いと思っているが、今の状態ではもはや無理だろう。　せめて聞き及んでいる範囲で、何時の日にか皆様にお伝えできればと思っている。