もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

普通の磯の観察・・その3(ちょっと反省編)

2020-06-11 21:52:13 | 

昨日までの流れだと・・3回目・4回目は、磯の観察会の四天王?の残り、ウニとアメフラシが順当だと思いますが・・

ナマコとヒトデの観察で、潮が満ち始め(体力も尽きかけ・・)、ピンポイントな写真が無いので、偶然持ち帰ってしまった甲殻類編です。

 

きれいごとを言う気はないつもりですが・・・

①生き物を持ち帰らない、②観察場所を破壊しない、③現地では積極的に話しかけて情報を収集するを心がけております。

 

で、今回は②は許されそうな範囲かなぁという感じで、③は網も持たずに磯にしゃがみこんでタブレットを見つめている不審者感からか、誰も近づいてきてくれず・・・

①生き物の持ち帰りは、意図的に捕獲し持ち帰ったプランクトン入り海水20ccほどだけのつもりだったのですが・・・

以前、水産試験場に飾られていた「海藻押し葉」をやってみたくて、海藻の破片を少し拾ってきたところ、肉眼では分からなかった甲殻類3種が付いていたのでした。

 

顔のアップです・・・貝殻が4mm程、おそらくケアシホンヤドカリの体色薄めだと思います。

 

続いて・・このハサミに気が付きました。

 

どうも、イソクズガニみたいです。

 

体長5mmほど。死んでしまっても、背中に付けた海藻が残っていました。

連れて帰ってしまい・・・申し訳なかった。。(反省です)

 

ワレカラやヨコエビが海藻に付いているのは、確信犯ですが・・・

マルエラワレカラだと思います。

触角・・何かプランクトンも付いてます。

 

頭部

 

丸い鰓?

 

第5-7胸節・胸脚

 

ワレカラは、「1から学ぶワレカラ図鑑」を参考にしました。(←このようなモノを作って公開されるのは本当に凄いと思います)

 

お亡くなりになったマルエラワレカラ君は、干物にした後、エポキシ樹脂で標本にしてみました。

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

コメント (2)
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先週の土曜日に行った、普通の磯の観察・・その2 (ナマコ編)

2020-06-10 21:10:09 | 

本日は「ナマコ」の紹介です。

磯の観察会での四天皇(ヒトデ・ウニ・ナマコ・アメフラシ)の中で、おそらく一番不人気です。

が・・・個人的には一押しです。

写真のような・・岩と砂の間に、マナマコが1匹いました。

水面の反射で分かりにくいですが・・・

この真ん中の黒い「く」の字を逆向きにしたような姿勢の奴です。(←このブログを見に来て下さるような方には不要な説明だとは思いますが・・)

周りは手前がサンショウウニで、他はムラサキウニです。

 

ちなみに・・磯の観察会の四天皇(勝手に呼んでるだけです)の中での一番人気は、昨日紹介したイトマキヒトデです。

見た目も美しいお星さま形で、知らない人は殆どいない絶対的な知名度、英語系なら「スターフィッシュ」、中国語なら「海星(ハァィ シィン)」と言えば、ニコニコされます。

更に、子供の手のひらにくっ付く(生きが良ければですが・・)という大技から、カントリーマアムのような触り心地に、優しく背中をナデナデするとそこはお尻だよの「えっ?」という驚き満載な人気者なのです。

 

一方ナマコは・・・「海鼠」の漢字から、ネズミ年にあやかった告知が各水族館からされるのですが、反応は微妙です。

ちなみに中国語の「ハイシエン」は何を意味するのかさっぱり分かりませんが、英語の「シー キューカンバー」は、特徴をうまく表現している気がします。背中のぶつぶつはキュウリにそっくりです。

ナマコには、体を揉み揉みすると溶けるという大技がありますが・・・再生に時間が掛かることなどから、一般的には「やっちゃダメ」な行為で、動かない・ツマラナイ・気持ち悪いと避けられてしまうのです・・・

(↑この溶ける様子の動画が、葛西水族園のHPにあります。こちらの「ナマココレクション」です)

 

でも・・そこから、もう一歩踏み込んでみると、キュートなポイントが出てくるのです。

例えばこの背中の棘、「疣足」です。この疣足、見た目は「棘」ですが、触っても刺さらない(縮む)のです。

指でツンツンすると棘が無くなり、しばらく放置するとまた出てきます。

砂を食べてきれいにするとか、毒(ホロツリン)を持つ事から天敵がが少なく(人が最大?)、ご馳走の砂の上でどぉーんと寝ているだけで暮らしているとか・・・お尻の穴から海水を吸い込んで呼吸をしている等々、不思議な技?も満載です。

 

で・・・お尻の穴での呼吸の様子を観察しました。(笑)

殆ど閉じた状態から・・(黒い大きな穴の中に茶色っぽい膜のようなモノがあるのですが・・・)

少し開いて・・(その茶色っぽい膜のようなモノです・・)

大きく大きく・・・

海水を吸って・・・(茶色っぽい膜のようなモノが外に出てきた!!)

ハイ!

楽にして・・・

という感じです。

で・・今回の一番の目的が、このナマコの肛門にあると言われる、五放射相称の肛歯(こうし)が、マナマコで観察できるか?の確認でした。

(茶色っぽい膜のようなモノの観察でした)

そもそも、マナマコに肛歯があるかどうかも調べ切れていないのですが・・・

この写真の膜状のようなモノが5枚又は5本の歯なのか・・?

見て分かるモノなのか・・?(マイクロスコープですが。。)

 

それを見極めるために、波打ち寄せる岩の上で、タブレット画面と睨めっこでした。

 

結果は・・・よくわかりませんでした。。(汗)

でも・・・今回のような膜状のようなモノの大きな動きは始めて見ることができたもので、観察していた20分程の間にも、結構な量の砂を吹き出す、生きの良いナマコならではの姿を見られて充実したひと時でした(笑)

 

ナマコの参考ネタはこちらです。

葛西水族園HPから・・

子年に海鼠(ナマコ)を探してみよう!└─2020/01/03

海底に落ちたうどん?ナマコの不思議└─2014/02/21

たかがナマコ、されどナマコ──1/22

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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土曜日の "普通"の 磯の観察・・・(遅々として進まず) その1

2020-06-09 20:24:11 | 

磯の生物は実に多様で・・・土曜日からずっと、図鑑・ネット・写真の"睨めっこ"が続いております。

そんな答えが出ていない中でのトップバッターは、イトマキヒトデです。

現地(磯)に持ち込んだマイクロスコープで、観察ケース(透明な包装材とも言います)に入れて撮った皮鰓(ひさい)です。

ちなみに皮鰓は、背中面ににょきにょきと出てくる白っぽい透明なモノで、酸素を取り込んでいるそうです。

(ヒトに触られると裏面の管足と同様、体の中に引っ込めてしまいます)

 

ヒトデは、参考になるようなサイトや文献が少なくて・・・

京都大学白浜水族館 水槽解説ファイル 棘皮動物の秘密

千葉県立中央博物館分館 海の博物館 ヒトデ・ウニ・ナマコを観察しよう

TBSブリタニカ(2002/07発売)ヒトデガイドブック

ヒトデ学 : 棘皮動物のミラクルワールド / 本川達雄編著(これはヒトデから棘皮全般にという感じの内容)

 

どうもよくわからない・・・もやもやした気持ちでおります。

で、皮鰓の拡大画像・・・

酸素を取り入れると言っても、心臓・血液・脳が無い体にで、酸素消費量も脊椎動物よりけた違いに少ないそうです。

個人的には、白っぽいモヤモヤが皮鰓というのはわかるのですが・・・周りにある小さな緑の疣疣の役割がとても気になります。

ヒトデガイドブックにさらっと書かれている「顆粒」「小柱体」というようなものだと思うのですが・・・

(皮鰓同様に、わざと表面積を大きくするような形に感じるのですが・・)

 

続いて「腕」の先にある、「眼点」を、写真に収めようと・・・

波打ち寄せる、岩の上で奮闘です(笑) *一番マシなのがこれです。

以前、とある観察会でイトマキヒトデの眼点を虫メガネで見た際には、「腕の先に小さな赤い点がある・・それが眼点」と言われ、「おっー、ある。これか・・」で終わっていたのですが、先の「顆粒」や「小柱体」のような立体感があるモノのように感じます。

しかも、眼点の周りにある触角のような透明な長い2本と短い赤い4本?のモノは管足のような先端の吸盤がありません。何と呼ぶ器官なのでしょうか?(動きを見た感じでは明らかに触角で、眼点よりも重要な役割があるように感じました)

 

ちなみに腕(ヒトデの5本の足を腕といいます)の中程にも赤い部分が・・・ただの模様でしょうか?

 

イトマキヒトデの背中の色や模様は様々ですが、お腹側は、皆、オレンジ系の気がします。

真ん中の溝のようなところ(歩帯溝)からにょきにょきと伸びている白っぽいのが管足で、先端の吸盤でペタペタと水槽のガラス面も上り下りできます。

この管足の拡大です・・・

先端の吸盤でプラケースに貼り付いているところです。

 

ペタペタと・・貼り付くのと、剥がされるのとが、実に微妙な動きです。(統率性無し?)

 

で、更なる謎の器官・・・何ですか? この手のひらに指が沢山ついたようなのは?? (名前も役割も・・謎だらけ・・)

 

こんな感じで、遅々として、確認が進んでいないのであります。。。(汗)

今回、一番の収穫は、イトマキヒトデのお腹のオレンジ色が写真映えすること・・・かもしれません? (笑)

ワールドカップサッカーで勝利を予想するドイツのタコに対抗して、ホームユニフォームカラーのオランダに売り込めるネタかも・・??

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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図書館のついでに・・・

2020-06-07 18:27:05 | 日記

公園のアジサイを見る・・・

雨が足らない。。

ピントが・・・

 

「ローラ」 と書かれていた

 (その昔、西城秀樹が歌っていた気がする・・)

 

「乾杯」 と書かれていた。

(さっきの後は、「ろおら~~」だったけど、これを見てからは・・・「かたいキズナに~おもいをよせて・・・かたりつくせぬ・・」に変わった)

 

「ゴールデンフラッシュ」 と書かれていた。

バラの花は強烈な紫外線が似合う気がする。

 

「ラバグルート」 と書かれていた。

小さめの花だったけど、引き立って見えた。 (赤いバラを見ると・・かたいキズナに・・がリフレインした)

 

「マリアカラス」 と書かれていた。

(関係なさそうだけど・・・ミルマスカラスのテーマソング「スカイ ハイ」のメロデーに変わった)

沢山植えられていた。

以上・・本日の日記でした。 (明日からガンバリマス)

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電車で磯へ行った。

2020-06-06 22:02:55 | 

潮位7cm、薄曇り・・・絶好の磯遊び日和 !

今の時代・・電車で海に行くような人はおらず、終点で降りたのは6人ほど。

(電車は1時間乗っただけで・・一応、県内です。)

駅からの移動はランニングです(笑)

賑やかな所を通過して・・

20分ほどで、磯へ到着です。

海水の透明度と陸上植物では見られない海藻の色合いにそそられます。

 久しぶりに会いましたよ・・・!!

背中全面に皮鰓(ヒサイ)を伸ばす、生き生きとしたイトマキヒトデを見つけて、テンションあげあげです(笑)

 

ムラサキウニたちの手前・・・ドロドロな中に、アメフラシ君もいるじゃないですか!!! (いゃぁ・・・感激です!!)

 

クロフジツボだと思うのですが・・・身を食べれそうなサイズでした。

昨日のミリ単位のロンリーフジツボとは・・住む世界まるで違います。

プランクトンも観察です。

で・・・今、写真整理と、種別確認・・で・・ヘロヘロです。当面は、このネタが続く気がします ( 笑 )

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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