もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

普通の磯の観察・・・ちょっと反省 ( 巻貝編 )

2020-06-15 21:22:18 | 

普通の磯の観察・・その3(ちょっと反省編)で、紹介した海藻には、巻貝もついておりました。

難航しており、未だ決着はついていないのですが、一旦、ここで棚上げか・・・という感じなのでまとめていきます。

(本日もマニア系です・・・(笑))

 

まず、白いのは、ネジガイがいた! と思ったのですが・・・微妙に違い、左端ピンボケな黒いのは・・・

(黒いのを下から、約2mm-3mm程?)・・とてもよく動き、頭の先の長い触角の他に、腹足の両側に触角に似た細長い上足突起が数対並ぶため、イシダタミか・・と、貝殻の写真を撮っていなかった(この向きの写真だけな)ので難易度が上がってます(笑)

イシダタミを調べてみると、「桜島袴腰の転石海岸におけるイシダタミガイ(Monodonta labio confusa) の生態学的研究 橋野智子・冨山清升 Nature of Kagoshima Vol. 45」によると、地域差はあるものの一斉に生まれてくるというより夏から秋に産卵し、3ヶ月程で2mm程の幼生貝が底生生活になるとあり・・時期から推測すると、サイズが合わない(小さい)ので・・・

千葉県立中央博物館分館 海の博物館の「磯の貝を観察しよう」から・・・アシヤガイやイボサンショウガイモドキ等の腹側の両側に上足突起があるニシキウズ科のより小さいものだろうなぁ・・で棚上げです。

 

更に・・イシダタミだと思っていた貝にくっ付いている巻貝もおり・・・

ゴカイの幼生らしきものを捕食していたので、肉食系・・

貝の形はバイガイに似る気がするのですが・・・??? 判別材料がこれだけなので 棚上げです。

 

先日のヤドカリが入っていたもの・・・最初はクボガイかと思っていたのですが・・どうもしっくりこず、

図鑑との睨めっこが継続中です(汗)

殻口2mm・・殻長4.5mm程。

 

とまぁ、ここまで、すべて棚上げで・・・どこがまとめだ?という感じですが・・最後にもう一つ。

最初に紹介したイトカケガイの仲間ですが・・大きさ(殻長)9mm程、

ネジガイの特徴の、「縫合の下に褐色の帯」はありません。

 

いゃぁ・・・正直、肉眼では貝だとわからない微小サイズですが、生態の動きには細かな特徴も多く、プランクトンに通じる深さを感じます・・・ハマってしまうには海の近くに住まなきゃいけないですねぇ~(笑)

ちなみにプランクトンは、ロクな写真がありませんが(このカイアシの写真くらい・・)、子供向けのプランクトン図鑑に紹介されているようなのが普通に見られました。やっぱり健全な磯は港湾の海水とは全く別物ですね。。。

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

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泳ぎ ?・・フジツボ

2020-06-14 19:16:06 | 

 

 

新マイクロスコープ・・その4 で紹介した、

稚ボラを捕ってきたバケツの底の藻状の沈殿物に埋もれていた(付着していなかった) 極小(殻口1mm程)

のフジツボの動画  ( 何故か カラーだ・・?? ) です。

 

港湾で採ったこと、殻口のひし形感、楯板に色(模様のせいか)があること、蓋板の白っぽさと形から、外来で幅を利かせているアメリカフジツボあたりでしょうか?・・・確証はまったくありません(笑)

 

フジツボは、簡単にとれない・・と思い込んでいましたが、小さなモノは例外なのでしょうか?

あの100円均一のバケツにはフジツボは付着できないのでしょうか??

(先の6.05にもゴチャゴチャと書きましたが・・・)

 

どうでもいい話ですが・・YouTube 昨日のデビューから連日投稿です(笑)

本日もご覧いただきありがとうございました。

コメント (4)
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ビワの苗のその後・・・

2020-06-13 19:05:18 | 

ビワの苗は特に問題なく・・というか、大した変化が無く(葉が1枚増えたくらい)

クローバーか生えてきたとか・・

 

あれっ・・夏ミカンの種から出てた葉っぱに。。

孵化後間もないと思われますが・・・マイクロスコープで見ると素晴らしい棘なみ(←毛並みというより棘かと・・)。。

触ってもまるで痛くないのに・・・

で・・・ビワの新芽。。

あれっ・・青いのまでいる。。

 

色はキレイなんですが・・・

アブラムシ類の図鑑は持っていないどころか・・見たこともないので・・・

ネットを見ていたところ、虫ナビに紹介されていたユキヤナギアブラムシに似ている気がしました。

解説にも「ビワにもつく」とされています。

でも・・・青色とは載っていない。。(このキレイな青色だから調べてみたいと思ったわけで・・)

 

更に見ていくと・・・徳島文理大学の「アブラムシに含まれる色素の研究」に行きつき・・

「アブラムシの中には驚くほど鮮やかな体色を持つものも少なくない」とされ・・

よし・・これか・・と、読み進むものの・・・いろいろ大変なんだなぁ~でちょっと棚上げという感じです。

 

論文末尾にあった、宇都宮大学農学部には、教授名は違うものの、昆虫ミニ図鑑「アブラムシ」なるものもあり、

他にも、「共生細菌が昆虫の体色を変える」では、体色が変わるアブラムシを発見とか・・

日本に発生するPPV(ウメ林紋ウィルス)」では、サクラ属に対する被害で問題になっているPPVウィルスを伝搬しているのがこの写真のアブラムシに似ているユキヤナギアブラムシとの記載等々・・・

海洋生物とは比較にならない、害虫に対する研究の深さに脱帽という感じです。

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Breathing in sea cucumber's anus

2020-06-13 17:11:56 | 

 

ナマコのお尻の穴での呼吸の様子です。

何と、このマイクロスコープ・・・動画は「白黒」でした(このナマコの色も黒ですが・・)。

流石2,000円。。。(泣)

画像サイズも更に小さくなっている気がする・・

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東大の先生・・・?

2020-06-12 21:19:36 | おすすめ?

本日は、プランクトンについてまとめてみようと、基本的な知識をネットで確認していたところ・・・・

東京大学大気海洋研究所 浜崎恒二 教授の「微生物の海」というPDFに出会い、内容の凄さもさることながら、私のような者でも何となく理解した気持ちになれる自然な書き方にとても感動しましたので・・観察シリーズからはちょっと脱線です。

 

一部抜粋です・・

「植物は光合成生産者、動物は捕食消費者という単純な図式は、私たちの勝手な思い込みであって、海洋の生態系にはまったく当てはまらない・・」

「マリンスノーには周辺の海水の千倍の密度で細菌が付着している・・」

「樹木が数年から数十年かけてゆっくりと成長するのに対し、植物プランクトンは数日単位で新しい細胞にどんどん変わっていく・・」

 

もっと・・勉強せねば・・と思いました。。

先の東京大学大気海洋研究所  微生物分野のHP内の研究紹介動画も引き込まれました。

 

で・・・そういえば、コロナ騒動の前に科博で覗いた、東大名誉教授の公開講座も難しいことを言わなかったなぁ・・と思いだしたので、個人的には接点などあり得ない東大の先生を勝手に・・・独断と偏見だけで紹介です(笑)

(写真は・・科博らしく・・トリケラトプスです)

 

公開講座は・・東京カレッジ+国立科学博物館 共同イベント 佐野雅己(東京大学名誉教授、東京カレッジ)

講演会「物理はふしぎで美しい!磁石と水からひろがる相転移の世界」 でした。

 

定員50名、申し込み不要、先着順、立ち見可能・・・とあり、開始10分前に行くと、廊下まで人が溢れておりました!! 

「相転移?・・・えっ?・・だから?」程度の私は、逆に興味をそそられて入口の隅になんとかスペースを確保したのです。

講師は東大の名誉教授とありますが、物理に疎い私は、名前を聞いたことも無く・・・

どんな話をするのだろう?、東大の名誉教授はどんな方なのだろう?等々、ワクワク感を募らせながら開演を待っておりました。

 

そんな10分程の間にも入場希望者は増え続け、ざっと数えたら130名程・・・

司会の方が、「想像をはるかに超える大勢の方が集まり・・・息苦しくなるなど体調に異変を感じたらすぐにお知らせ下さい」と・・・コロナ対応の今では考えられないような密集でした。

 

期待のボルテージがどんどん上がる中・・・

「相転移ってこんなに人気あった?」「もう入れませんねぇ・・」と入り口横(ほぼ私の隣)に立っている関係者らしき方ののんびりとした会話が聞こえてきました。

で・・更に息苦しくなった中、私の隣で「相転移って・・」とのんびりと話してた方が演台へ行き(名誉教授でした)、講演が始まりました。

語りも実に普通。難しいことは言わず、相転移というよりも私でも理解できることをゆっくりと話して下さいました。

 

子供の頃は、「分からない事があったら何でも聞きなさい」と大人から言われるけど、殆どの大人は答えられない質問をされると機嫌が悪くなり、「何で?」と質問を続ける子供は嫌われる。

科学者というのは、「何で?」という質問を大人になっても続けている・・・まぁ、嫌われ者なんですねぇ・・・なんて話だった気がします。

①不思議な(美しい)現象はなぜ起こるのか?

②それは、何でできているのか?

③それは、いつ、どうやってできるのか?

④そこに、規則(法則)はあるのか?

これが、基本だとスクリーンに映し出されていました。

 

よくよく見ると・・・長時間、複数回の観察を続けるための極意のような言葉に感じてきます。

簡単な言葉で、簡単にはいかない事へ導いていく・・流石と感心したところで退出し、

企画展「物理はふしぎで美しい!磁石と水からひろがる相転移の世界」 などを見て、帰ったのでした。

 

科博は凄すぎますね・・・

 

余談ですが、地域安全システム学・都市計画の加藤孝明 東大教授の講演は3回聞きました。

「地震予知は今の科学ではできない」

「大規模災害はいつも想定外」

「自然科学の算出式の係数には誤差が多すぎる」

「授業は一緒に考える場であって、私の話を聞いてもらう場ではない」など・・

先のお二人よりは少しパフォーマンスもありますが、とても分かりやすい話だったのを覚えております。

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。

コメント (2)
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