ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

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石川遼とUSツアー 37  再出発と第一戦  1 遼と英樹

2013-10-11 | 危うい日本のゴルフの世界

     2014年、USツアー開幕。第一戦、フライズドッドコムチャンピオンシップが始まった。

遼は、第一目、2アンダー、9ホールは。ダブルボギーもあるが、パープレー、 後半9ホール、2アンダーで締めくくり、勝負強さを示した。遼は、ブラックホールから、抜け出し、新なる遼のゴルフを精査出来るように、プレーに対する態度や自信がみなぎり、しっかりUSツアーを掴んで頼もしい。英樹は、旬を感じさせているから、トーナメント主催者はメジャー優勝者のラブ三世とカナダの雄、マスターズ覇者のマイクウイアーとペアリングを組み、まさに別格扱いの処遇である。英樹は、1アンダーパーの34位、遼は19位であった。一打差の中に、10数人も鎮座している強烈な試合だ。

これが、USツアーの厚みといえば、一打の重みがいかに大事か、理解できる。ビッグなノータブルのプレヤーが、この第一試合を名誉と実力にかけて、必死に戦っている。遼も、負けてはいない。遼も、11番でボギーをたたき、ワンオーバーにしたが、18ホールで2アンダーは、好調な姿が、ファンを安心させるに十分だ。遼の復活、再出発の躍動は、約束されたと記者は、ここ30段の報道で、明らかにしていきたい。日本にいた時の遼とは別人のアスリートの遼である認識を、抱いていくに違いない。上位を常に、うかがっておれば、好機は必ず、向こうからやってくる。初優勝は、5年後でいいじゃないか。急ぐ必要はない。ファンもそのつもりで、考える方が、何よりの応援であろう。

遼は、2日目は、3アンダーがかたい。4日間、12アンダーが目標とすれば、今の遼には、むつかしく考える必要はない。今のゴルフならば、常に上位をねっらていける。英樹は、下った経験がないので、昇る意識を研磨し、上を向いて行けば、優勝の声が聞けるようになる。一度、下がったプレヤーが、ガルシアのように、登る感覚を鋭角にするには、並みならぬ努力と研さんが必至である。ビヨーンやガルシアのように、メジャーがするりと手から抜けてしまうと、王者のゴルフが出来なくなってしまう。ゴルフは、これが恐ろしい。タイガーのカムバックは、奇跡といった方がいい。

遼は、落ちるところまで、落ちていない。天国と地獄の狭間で、浮遊したが、落ちてはいない。しかし、ゴルフの怖さに触れ、未来に続く希望と引き締めが少しは、把握できたのではないか。崖っぷちの人間と、岸壁から落ちた人間とは、復活の時間差ができて、ゴルフの世界では、間に合わないと考える。

遼は、USツアーには、なくてはならぬ人間になりつつある。第一戦だから、ひげもそったか。開幕のプレーが、2014年を占う大事な初戦だから、一打の重みを感じながら、大事に戦って結果を出してもらいたい。子供という枠から、大人の世界へ、とび出した遼が、どう自分の人生を開拓していくのか、記者ならずとも、興味津津である。

英樹は、恵まれた存在を気負うことなく、ゴルフイングの世界を席巻してもらいたい。記者は、英樹が、怪物とは思っていない。傑物であるが、怪物でない。20代で、メジャー4勝してこそ、怪物であろう。日本のマスコミの浅はかで脆弱さは、メデイアの資格はない。今、太閤の報道は、刹那的で願望的抱負が欠如している。もッと、中身を吟味して、確実な報道が望まれるのは当然である。遼は、約束をほごにする選手ではない。

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日本時事新聞

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