ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

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石川遼とUSツアー 45 再出発と前進 1

2013-10-24 | 危うい日本のゴルフの世界

 

遼の帰還、

遼は、太平洋マスターズ、出場のため、一時帰国か。USツアーで自信を深めたこの一年、天国と地獄の境めが、遼を強いアスリートに変えた時空であったと記者は、考えている。

遼の財産は、なにか。今までに、稼いだ資産は、30億円とも、50億円ともいわれるが、それは、ヴィジブルな資産であって、インヴィジブルな資産は、引き出しとなって、未来に向かって、数100億円まで伸びていると思う。1年で、経験した数数のテクニックは、財産となって、引き出しに貯蓄しているのだ。

英樹よりも、先に進んでいる遼は、この引き出しが、常にバックに有って、自信プラスアルファー(引き出し)が、これから数10年継続するツアーに故障がない限り、不出生のゴルファーとして、その名を残すであろう。だから、遼の資産は、アスリートでも、上位に昇りつめる可能性を十分、持っていることを証明できるのだ。

遼は、すでに、日本選手の枠を超えて、世界の選手だ。英樹同様、スケールの大きい選手に育って頼もしい。記者が、至言として、日本のゴルフが20年も遅れているのは、選手層の責任ではない。世界が、変化し続けたゴルフをさらに拍車をかけて動いているのに、ぬるま湯に浸かった、日本の組織とゴルフ関係者が、井の中の蛙であったことに気が付いていないのだ。

アメリカは、変化を常に意識し、改革を円卓で討議するので、水の流れが新鮮である。日本は、組織の長が、事なかれ主義、変化を第一次としないので、どうしても大本営発表が、狂ってしまう。長を任じる者は、情報を確実に分析をして、後継者にバトンを早めに渡していくべきである。家柄がどうか、出身大学がどうか、華族か、ホームグランドが、どうか、など。形式的判断で、責任者を選択すると、日本のゴルフは、20年、どころか、50年の遅れを観ることになる。

欧米同様、アジア、アフリカ、オセアニア、すでに日本を凌駕して、問題外と考え始めている。ハスラーは、金のにおいをかぎつけて、飛んでくるので、日本ツアーがいいから、寄ってくるのではない。金だけの世界なのだ。デフレ20年間は、ゴルフも沈滞させ、周辺国に遅れ出したのは、回復が大変である。日本のゴルフは、日本だけのゴルフで、世界に通用するゴルフではない。

ツアーは、資金が必要だ。日本は、スポンサー探しが目的になる。なぜならば、スポンサーがいないと、ツアーは成立しない。USツアーは、組織が入場券や、その他のビジネスで、スポンサーが切れても、関係なく成立する。USGA,(アメリカゴルフ協会)さえも、オープン競技で、ビジネスで、成立させる。資金も会員の年会費や、入場券で円滑に取り入れ、心配はない。日本は、野球やサッカーのように、ファンで成立しているシステムを、ゴルフツアー組織は、早く変化をしなければ、なおさら、スポンサーのいいなりに、冠つき、ツアー競技になり、国際的な展開は、希薄になる。

遼の参加、不参加では、太平洋マスターズも、5万人に影響を及ぼすであろう。とくに、三井住友は、太平洋クラブの2万に及ぶ会員から、信用と信頼を失った企業である。それが、御殿場を借りて、ツアー競技を実行する事実は、不思議な現象だ。遼には、新太平洋クラブスポンサーのマスターズの試合にしてあげたかったのは、記者だけか。

英樹は、いま、マレーシアにある。CIMBクラッシクチャンピオンシップ(アジアンツアーとUSツアー参戦目)(フェデックスランキング挿入)に参戦。キーガンブラッドレイ、ミケルソン、ライアンムアー、ガルシア、ワトニ―、ファーラー、ケチョンジュ、サバテイニ―、まさに本戦突入、アジアの季節だ。遼は、凱旋帰還ではないが、PGAの顔として、堂々たる風格で、日本のゴルフファンを魅了してもらいたい

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