獣脚類を中心とした恐竜イラストサイト
肉食の系譜
国際恐竜シンポジウム2
李大慶博士の「中国甘粛省のテリジノサウルス類」は興味深い発表でした。甘粛省の酒泉という地域の白亜紀前期の地層から発掘されたテリジノサウルス類で、脊椎骨、肩甲烏口骨、上腕骨などかなり多くの骨の写真が紹介されました。上腕骨は長く、また肩甲骨や恥骨の特徴から新属新種スゾウサウルス?・メガテリオイデスSuzhousaurus megatherioidesと命名されました。分岐分析によると北アメリカのノスロニクスと姉妹群をなし、ファルカリウスやベイピャオサウルスよりは派生的だが、アラシャサウルスやテリジノサウルス科よりは基盤的ということです。このスゾウサウルスは既にテリジノサウルス類としてはかなり大型のもので、この系統では比較的早期に大型化が起こったと考えられる。復元骨格がいま「恐竜大陸」で来ているものです。
呂君昌博士の「中国河南省ルアンチュアンの脊椎動物群集」もまた面白い話題でした。河南省ルアンチュアンのTantou盆地の白亜紀後期の地層からドロマエオサウルス類のルアンチュアンラプトルが発見された。腰帯、尾椎、血道弓などがある。上顎骨もあったのは別のドロマエオサウルス類か?とにかくこのルアンチュアン動物相では小型や中型の獣脚類が多く、トカゲ、哺乳類なども含まれているそうです。ドロマエオサウルス類、トロオドン類、オヴィラプトル類、オルニトミムス類、アルバレッツサウルス類、ティラノサウルス類まで、モンゴルのネメグトと比較できるような、多様な獣脚類が生息していたようです。ここでティラノサウルス類というのは、昔、董枝明博士が命名したティラノサウルス・ルアンチュアネンシスという1本の?大きな歯のことだそうです。おそらくマーストリヒト期ではないかともいっていた気がします。
タイのバラブード・スティーソン博士はタイの恐竜全般について解説されました。タイの恐竜は従来、ほとんどが北東部から発見されていたが、最近では西北部と南部(半島部)でも発掘されるようになったようです。最古の竜脚類イサノサウルスをはじめ、プウィアンゴサウルス、シャモティラヌス、円錐形の歯からスピノサウルス類と同定された?シャモサウルスなどが紹介されました。バリオニクスそっくりの復元図がちらっと出ました。柴田先生は日本-タイ恐竜プロジェクトによるタイ北東部ナコーン・ラチャシーマでの発掘状況について報告。イグアノドン類の上顎、下顎と獣脚類の前上顎骨が発見されていること。
呂君昌博士の「中国河南省ルアンチュアンの脊椎動物群集」もまた面白い話題でした。河南省ルアンチュアンのTantou盆地の白亜紀後期の地層からドロマエオサウルス類のルアンチュアンラプトルが発見された。腰帯、尾椎、血道弓などがある。上顎骨もあったのは別のドロマエオサウルス類か?とにかくこのルアンチュアン動物相では小型や中型の獣脚類が多く、トカゲ、哺乳類なども含まれているそうです。ドロマエオサウルス類、トロオドン類、オヴィラプトル類、オルニトミムス類、アルバレッツサウルス類、ティラノサウルス類まで、モンゴルのネメグトと比較できるような、多様な獣脚類が生息していたようです。ここでティラノサウルス類というのは、昔、董枝明博士が命名したティラノサウルス・ルアンチュアネンシスという1本の?大きな歯のことだそうです。おそらくマーストリヒト期ではないかともいっていた気がします。
タイのバラブード・スティーソン博士はタイの恐竜全般について解説されました。タイの恐竜は従来、ほとんどが北東部から発見されていたが、最近では西北部と南部(半島部)でも発掘されるようになったようです。最古の竜脚類イサノサウルスをはじめ、プウィアンゴサウルス、シャモティラヌス、円錐形の歯からスピノサウルス類と同定された?シャモサウルスなどが紹介されました。バリオニクスそっくりの復元図がちらっと出ました。柴田先生は日本-タイ恐竜プロジェクトによるタイ北東部ナコーン・ラチャシーマでの発掘状況について報告。イグアノドン類の上顎、下顎と獣脚類の前上顎骨が発見されていること。
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