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肉食の系譜
「ティラノサウルス 肉食恐竜の世界」その2

アロサウルスは全部、所さん提供だったと思いますが、他では見られないという点ではこの産状レプリカが貴重ですね。

新種かもしれない研究中のティラノサウルス類。
以前、化石レプリカ販売サイトDinocasts でJudith River Formationのティラノサウルス類として、顔の長いのがあったのを記憶しています。現在は載っていないようですが、多分それではないでしょうか。
モンタナ州のJudith River Formationは、8000~7500万年前ということです。獣脚類としては、アウブリソドンやデイノドンの歯、ゴルゴサウルスGorgosaurus sp. が発見されているようです。また未同定のティラノサウルス類が見つかっており、2005年にシンポジウムで予備的な報告がされているようです。
Stein and Triebold (2005). "Preliminary analysis of a sub-adult tyrannosaurid skeleton, known as "Sir William" from the Judith River Formation of Petroleum County, Montana." In The origin, systematics, and paleobiology of Tyrannosauridae, a symposium hosted jointly by Burpee Museum of Natural History and Northern Illinois University, p. 27-28.


アリオラムス(ちゃんとアルタイになっている)は、この産状の形が良い。少しつぶれて歪んでいるのであるが、絶妙なラインに「良さ」がある。歪みを直して復元した頭骨には、どうしても多少の人工的な要素が入ってくる。それでも非常によくできているが。

ダスプレトサウルスは日本では珍しいので、2、3行の説明が欲しいところですね。
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