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肉食の系譜
「ティラノサウルス 肉食恐竜の世界」その1
千葉県立中央博物館・特別展「ティラノサウルス 肉食恐竜の世界」に行ってきました。
当然ながら、肉食恐竜好きにとっては満足できるイベントでした。企画展示の1室だけでしたが(カルノタウルスとタルボサウルスは外)充実した空間構成で、よくまとめてあると思います。
恐竜パンテオンで予習していったのですが、そこでも書かれていたように、展示標本の半数近くが所さんコレクションだったような…。しかも新種かもしれないティラノサウルス類とか、ある意味目玉になりそうなものまで。。。
カルノタウルスは、こうして見ると結構大きいですね。
尾椎をみると、横突起(尾肋骨)が強く上方に向いているのは近位の10~11個くらいに限られているのがわかる。なぜ近位の尾椎だけそうなっているのか、ここにはどんな筋肉が付着していたのか、というところが例の研究の着想でしょう。(「カルノタウルスの尾椎」参照)
ただしアベリサウルス類では頸椎や胴椎の神経弓も特徴的な形をしている。カルノタウルスの胴椎をみると肋骨のつき方が変わっている。胴椎の横突起も上方を向いているため、肋骨頭のつく位置が上がっているようである。
この前肢は上腕が前方に曲げてある。最近のマジュンガサウルスの前肢の研究では、いわゆるニュートラルポジションとしては、上腕骨はやはり後下方を向いているとされている。ただし上腕骨には筋肉が付着していたので、動かすことはできた。それにしても、このキャストは曲げすぎでは?上腕骨頭が脱臼しているようにみえる。
当然ながら、肉食恐竜好きにとっては満足できるイベントでした。企画展示の1室だけでしたが(カルノタウルスとタルボサウルスは外)充実した空間構成で、よくまとめてあると思います。
恐竜パンテオンで予習していったのですが、そこでも書かれていたように、展示標本の半数近くが所さんコレクションだったような…。しかも新種かもしれないティラノサウルス類とか、ある意味目玉になりそうなものまで。。。
カルノタウルスは、こうして見ると結構大きいですね。
尾椎をみると、横突起(尾肋骨)が強く上方に向いているのは近位の10~11個くらいに限られているのがわかる。なぜ近位の尾椎だけそうなっているのか、ここにはどんな筋肉が付着していたのか、というところが例の研究の着想でしょう。(「カルノタウルスの尾椎」参照)
ただしアベリサウルス類では頸椎や胴椎の神経弓も特徴的な形をしている。カルノタウルスの胴椎をみると肋骨のつき方が変わっている。胴椎の横突起も上方を向いているため、肋骨頭のつく位置が上がっているようである。
この前肢は上腕が前方に曲げてある。最近のマジュンガサウルスの前肢の研究では、いわゆるニュートラルポジションとしては、上腕骨はやはり後下方を向いているとされている。ただし上腕骨には筋肉が付着していたので、動かすことはできた。それにしても、このキャストは曲げすぎでは?上腕骨頭が脱臼しているようにみえる。
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