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2016新宿ミネラルフェア補足


Georgeさんのところでは、ウズベキスタンのティムルレンギアらしい歯を並べていましたが、手の届くものではありませんね。それより、アロサウルスに混じって、very rareなマーショサウルスの歯を見せてもらったのが勉強になりました。アロサウルスより小さく4~5mとされているようです。歯は薄く、エナメルのひだが同心円状に走っているということです。ケラトサウルスとの違いは聞きそびれた。





ところでドゥリアヴェナトルの論文に、アクロカントサウルスも歯骨の3番目の歯槽が円形で大きいとあったので、フラビオさんにお願いして背側から観察させてもらいました。照明係までやっていただいて申し訳ないです。付き合いが長いとはいえ、親切ですね。
 アクロカントサウルスでは、1番目は小さく、2番目は大きくなり、3番目は円形で大きく、4番目も同じような形にみえる。5番目以後は楕円形というか長方形に近い形に思われた。1、2、3は円形で4は卵形くらいか。3番目が円形で大きいことは、一応確認できたように思われる。

パレオからは、バハリアサウルスの歯と称する歯を買いました。カルカロより明らかに厚く、D字型っぽいのですが、表面の質感や色、鋸歯の近くに短いエナメルのしわがある点などはカルカロとそっくりですね。単にカルカロドントサウルスの前方の歯(前上顎骨か最前方の歯骨歯)ということはないのだろうか。扁平でカーブの小さい、典型的なカルカロの歯と同定できないものに、別の名称を付けているだけでは?しかも「バハリアサウルス」の方が高いという。。。
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