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2016新宿ミネラルフェア


今年はそれなりのものはあったのですが、手頃ですごく良いものはいま一つという感じでした。もちろん、買えないものには良いものもありましたが。

最初にパレオに寄ってご挨拶。ツーソンで仕入れたエドモントサウルスの骨(肋骨、血道弓、頬骨、下顎、中足骨など)が転がっています。血道弓はなかなか良いですね。レバノンなどの魚類化石、チェンジャン?ものもありました。VAPの恐竜頭骨モデルもあります。もちろんRCギアのシルバーアクセもあります。



Zoicで聞いたのですが、モロッコのケムケムの発掘地が終了したことで、恐竜の歯や骨が急激に入らなくなり、あっても非常に高価になったそうです。実際に、何年か前まではスピノサウルスの顎、尾椎やルゴプスの骨など、買えないものや怪しいものも結構見かけたのですが、今回は全くなくなりました。翼竜、デルタドロメウスなどの歯の品揃えも、ひところより減ったと思います。
 Zoicでは、前回もあったアクロカントサウルスの歯骨があったのですが、もちろん買えません。スキピオニクスのプレートなどは相変わらず。海生爬虫類Zarafasauraの頭骨レプリカはありました。ストゥルティオミムスの大腿骨もあります。

Krautworst Natursteinには、カマラサウルスなどの化石があるのですが、今回は体内に赤ちゃんを宿した魚竜化石があり、大変高価にもかかわらず売れていました。というか、まさに売れる現場を目撃しました。ここはアロサウルスなどのモリソン層の歯もあります。おなじみの翼竜や始祖鳥のレプリカもあります。



Georgeさんの所は相変わらず。奥の方にステラー大海牛の骨とか転がっているのですが、以前みたハイエナがまだ残っていた。歯で注目したのはタイのシャモサウルスの歯(特別に許可を得て撮影)。

ミュージアムインポートには、すばらしいタルボサウルスの前上顎骨、上顎骨の実物があったのですが撮影禁止。レプリカを作って欲しいとの声が多数ありました。クリーニングしたばかりという、未同定の獣脚類の爪やオヴィラプトルの手もありました。タルボの顎やアンキロサウルス類の尾はおなじみのものです。もちろんコツメカワウソやフェネックなど現生動物の骨もあります。



エルドニアには、デイノケイルスの幼体の前肢のレプリカが飾ってあります。その他は哺乳類、マダガスカルの爬虫類、恐竜の歯、爪などで、プレシオサウルス類の前肢(鰭)が見事でした。ウズベキスタンの歯もあったかな。



今回購入したのは、Georgeさんの所からドロマエオサウルスの歯と、Zoicから白亜紀のワニHamadasuchusの吻の先端です。ドロマエオは前縁が内側にねじれているという特徴が確認できるもの。ワニは、スピノサウルスが買えないというストレスの代償行動(笑)として、無意識に欲しくなったらしい。しかしまあ、左右対称な配置が美しく、価格のわりに満足感はありますね。
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