ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

高校時代のバンド仲間が亡くなった。

2017-02-02 22:34:55 | ふと思ったこと。
時の過ぎるのは早いものであっという間に2月になってしまった。

昨日ウォーキングをしていると、携帯に見知らぬ番号から電話があった。
出てみると女性の声で、
「Kさん(私)ですか?、Yが亡くなりました。彼のお友達に知らせたくて
彼の携帯に残っていた番号にかけてみたのです。」

Yは高校の同級生で、一緒にバンドを組んでいたベーシストだった。
自宅も近所だったため良く行き来をしていた。
卒業後は疎遠だったが、15年ほど前から始めた、
ごく親しかった同級生たちとの新年会で再開して以来、
ほぼ年に一度は会うようになった。
しかし10年ほど前、彼は肝硬変になり、酒が飲めなくなった。
そして肝硬変は肝臓ガンへと進行していた。

ほんの一週間前に、彼に恒例の新年会の連絡をした時、
弱々しい声で「無理だな。」と言うので、
もう少し暖かくなれば具合も良くなるだろうから会おうよ。と言うと、
「そうだな」と。
それが最後の会話だった。

電話の女性は彼と同居している人で、
それとなく彼から聞いていたが、話すのは昨日の電話が初めてだった。

「えっ?亡くなったんですか?
ほんの一週間前会話をしたばかりだったんです。」

彼女は涙声になり、
「ええ、存じています。暖かくなったら会おうと言うのを聞きました。
その後、急に容体が悪化して入院し、一昨々日亡くなったんです。」

今朝、彼は火葬された。
穏やかな表情だった。

現場で彼女に会い、彼の様子を聞いた。
「無くなる前、彼に、何かやり残したことはないの?と聞いたら、
いやあ、やりたいことはすべてやったなあ。と答えたのです。」と、
涙を流しながら答えてくれた。

ヤツの人生は短く、ベーシストらしく派手ではなかったけれど、
幸せだったんだなあと思った。

コメント
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