ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

70年代にあこがれたサウンドを楽しむ。

2016-08-29 18:26:25 | コンサート鑑賞
いやあ、しっかし時の過ぎるのは早いもので、
あっという間に8月も残り数日になってしまった。

今年は異常気象が加速しているようで8月には台風が3つも来るなど、
ロードバイクにはなかなか乗る機会がない。

そんな折、ひっさびさにライブを見に行った。
行き先は六本木のビルボード東京、
アーティストはラリー・グラハムだ。

ラリー・グラハムは、70年代後半、
私がバンドでドラムをやっていたときによく聴いていた、
グラハム・セントラル・ステーションのリーダーで、
弦を親指などで弾くチョッパーベースの創始者である。

当時はジャズとロックなどを融合したクロスオーバー(現在はフュージョン)の黎明期で、
現在でも活躍しているさまざまなミュージシャンが超絶技巧的なテクニックを生み出していた。
ラリー・グラハムのテクニックも、
私のバンドのベーシストが耳をダンボのようにしてコピーしまくり、
必死に練習を重ねていたっけ。

ドラムがビートを刻み始め、さあ、ステージ開始だ。

メンバーがひとりひとりステージに現れ、メロディーを奏でていると、
真っ白なスーツのラリーが2階からベースを弾きながら降りてきた。

おおっっ!

ラリー!

もう70歳になろうかというのに、風貌はまったく変わらず、
腰の動きもベースのキレも当時のままで、観客は途中から踊り出した。

途中、アコースティックギター風のベースを弾いたり、
盟友スライの曲やプリンスのパープルレインをやったり、
1時間半ほどのステージはあっという間に過ぎていった。

握手をしてもらったラリーの手のひらは意外にも柔らかかった。

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