ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

開港150周年の横浜を見に行く(その2)

2009-05-03 01:46:06 | 横浜
◎前回のあらすじ
ニューグランドのエグゼクティブルームに宿泊し食事やバーを満喫した私は、次の朝山下公園に向かうが、写生大会のあまりの混雑に嫌気がさし、足早に公園を後に次の目的地である大桟橋へ向かった。

大桟橋への道は、山下公園のはずれにあるコンビニ裏手から「山下臨港線プロムナード」を利用した。
「山下臨港線プロムナード」は鉄道の貨物線跡を利用した歩道で、高架になっているため眺めが良く、山下公園から赤レンガ倉庫方面への散策には最適なルートである。普段は休日でもそんなに人の数は多くないが、この日は150周年の影響かかなりの混雑だった。数百メートル歩き水上警察署付近で階段を下り、200メートルほどで大桟橋に到着。ウッドデッキに覆われたゆるやかなスロープを上ると左手には赤レンガ倉庫とその奥にはみなとみらいが、左手にはベイブリッジが見渡せる。ところどころに敷かれた芝生(もちろん立ち入り禁止)では子供達が歓声を上げながら転げまわっていた。ここはまるで海の上に浮かぶ丘のようで、一日中ぼーっと過ごすのも良いなあと思った。
館内に入ってみると、開港150周年イベントのひとつである「横浜FUNEプロジェクト」が行われており、段ボールで作られたさまざまな形の船が所狭しと展示されており、片隅では一生懸命製作中のグループもいた。

毎月横浜を訪問している私であるが実は大桟橋はこれが初めてで、2002年にコンペティションにより竣工された、スペイン人によるこのユニークな設計を体験できることをとても楽しみにしていたのだ。現代建築にあって、直線やコンクリートなどを見せず、ウッドデッキによる「柔らかな面」で巨大なかたまりを構成したことや、徹底したユニバーサルデザインにより階段がひとつもないことなど、ううむ、やるなあと大いに感心した。癒される建築っていうのはいいよねえ。

さて、次はいよいよ開国Y150の中心である赤レンガ倉庫へ向かおう。(以下次回)

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