ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

2012年1月、横浜春節へ。

2012-02-02 13:33:25 | 横浜
時の過ぎるのは早いもので、あっという間に1月も終了してしまい、
今年もわずかに11ヶ月を残すだけとなってきた。
そんな折、横浜中華街の春節を見に行った。

今冬は26年振りという寒さが続いているが、
この日もやたらと寒く、ジャケットの上にダウンコートという、
まるで北海道へでかけるようなスタイルでの出撃となった。

15:00頃、みなとみらい線の終点「元町・中華街駅」から、
中華街の端にある老舗、ローズホテルにチェックイン。
ホテル内は宿泊客でごったがえしており、中国人の客も多いようだ。
6階の部屋は、狭いながらも落ち着いた家具と堅めのベッドで快適な感じ。
年末にお世話になった、旭川のホテルパコを2割ほど高級にした雰囲気かな。
もっともこちらは、眺望はビルだらけだし、温泉もないのだが。
しかしこのホテルのホスピタリティーは素晴らしい。
エントランスを入った瞬間から、
お客様を大切にもてなそうとするホテルの意志がそこここに感じられた。

部屋に荷物を置きホッとしたのもつかの間、
春節ステージの様子を見に行くことにした。
このイベントは山下町公園で行われており、
ローズホテルからは一直線、約3分ほどの距離だ。
わずか50×50メートルほどの公園には、
すでに数百、いや数千人ほどのものすごい人だかりができており、
獅子舞の獅子が、ごくたまに人の頭越しに見えるだけ。
私もカメラを取りだして撮影を試みるが、
どこかかなり高いところへ上らないとまともな写真は撮れそうもない。
しかし、公園内の手すりや塀のちょっとしたくぼみなど、
足場となる場所はすべて占拠されている。
ああ、だめか。
ま、明日も朝からステージがあるから、それを撮りにこよう。

次は途中にあった喫茶店「比韻豆」へ。
ほぼ満席だったが、なんとかカウンターに着席することができたので、ブラジルを注文。
こちらは壁面のメニューやエスプレッソマシンなど、70年代そのままの雰囲気で、
切り盛りする高齢のご夫婦もお店にぴったり。
ブラジルはサイフォンで丁寧に入れられ、とてもおいしかった。
その後は元町を散策。
商店街全体がセール気分の中、ところどころ貸店舗になっているのが目についた。

夕飯はホテルニューグランド新館5階のレストラン「ノルマンディー」へ。
連れが1年間貯めたポイントで、フレンチのディナーをいただいた。
味はもちろんのこと、ホテルマンやボーイさん達の上質な振る舞いに感心した。
1日数ポイント、されど1年でフレンチか。
あなたも貯めなさいよ、と怒られるが私には面倒でできそうもないな。
また来年もよろしくね。

翌朝はまず、ローズホテル1階のレストランでビュッフェをいただいた。
しかしこのレストランは殺風景だな。
せっかく全面ガラス張りなんだけど、見えるのは中華街の裏通りばかり。
ま、でもビュッフェは中華、和食、洋食と品数も多く、とてもおいしかった。
特にシューマイは美味だね。

さあ、春節だ。
山下町公園に行って見るともうすでに昨日と同じような混雑で、撮影は瞬時にあきらめた。
ああ、だめだ。
でも毎年撮っているからいいか。

その後は、午後14:00からのパレードを見ることにして、
みなとみらいのクィーンズタワーへお買い物に。
ところが、こちらも1階のステージ付近にものすごい人だかりができている。
おお、もしやAKBでも来るのかな?
と思ったが、新生プロ野球横浜ベイスターズが新ユニフォームをお披露目するらしい。
人混みはどんどん拡大し、買い物を終える頃には通行もままらなくなってしまった。
(翌日のニュースでは中畑監督や巨人から移籍のラミちゃんなども出たらしい。)

さあ、今度こそ春節だ。
パレードは14:00スタートで山下町公園から関帝廟通りを進むので、
30分ほど前からその途中の歩道に陣取ることにする。
やがて歩道が人で埋め尽くされ、お尻が相当に冷え切ってきた頃に、
けたたましい爆竹の破裂音とともにようやくパレードが開始された。
鮮やかなコスチュームのダンサー達、昔の中国の武将達、獅子舞・・・。
夢中でシャッターを押してみるが、我がデジカメの記憶速度が遅いため、
良いシャッターチャンスを次々に逃してしまう。
場所も悪く、向かいの建物の壁面に西日が直接当たるため、
コントラストが強すぎてしまうのだ。

やがて、30分待ったパレードは20分ほどで目の前を通過していった。
ああ、終わった。
数年前は過ぎゆくパレードを、かなりの距離追いかけて行ったのだが、
年々増えゆくこの人混みではそれをする気にならなかった。
春節はもういいかな。

人混みには疲れたけれど、
ホテルのもてなしと、雰囲気の良い喫茶店に癒された小旅行でした。


















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