ペンギンのひとりごと。

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今月のCD(その3)「MINAKO 2 Live」吉田美奈子

2006-06-16 14:24:49 | CDレビュー
「絶品のライブに酔いしれる。」
このコーナー“今月のCD”とはいうものの6月はこれで2回目だし、紹介するCDはすべて70年代のものになってしまったので、タイトルを“懐かしの名盤”にしようかなあなんて考えてたりして・・・。今回もその例に漏れず70年代の超名盤「MINAKO 2 Live at SunPlaza Hall Oct.3.1975」吉田美奈子 1975年。70年代に台頭したミュージシャンは、内外を問わず、その資質が本物であるかを証明するべく現在でも第一線で活躍する人が多い。もちろん吉田美奈子もそのひとりで、現在ではもはやカリスマに近い存在だ。その独特の歌声も魅力だが作詞力も相当なもので、自作には留まらず、山下達郎の初期の作品にも多数の傑作がある。さて、本作はタイトル通り、1975年、中野サンプラザホールで行われたワンマンライブで、ねばりのある野太い高音の歌声が、まだ初々しい。自作曲はあまりないが、まずはChaka Kahn&Rufusの名盤「Rufusizd」に収録の、“Once You Get Started”でスタートし、はっぴいえんどメドレー、Ain't No Mountain High Enoughなど名曲ばかり。バックミュージシャンも村上秀一、伊藤銀次、矢野顕子、山下達郎、大貫妙子、ハイファイセットなど超一流。このコーナーでは毎回書いてしまうのだが、今聴いてもまったく違和感はないし、日本人でこれほどの表現力を持つシンガーは残念ながら少ないのではないか。ちなみにジャケットの“煙”は、頭文字に“マ”がつく、吸ってはいけないものらしい。

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