ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

人生初のレコーディング体験。(その6)

2022-12-25 15:20:53 | コンガ(バンド活動)
●私の出番は意外にあっけなく終了。

ライブとレコーディングではどちらが緊張するか?
これは圧倒的にレコーディングだ。(私の場合)

なぜかといえば、
ライブは目の前に観客がいて一体化できるし、
あまりシビアに聴いている人はおらず、
ちょっとのミスはご愛嬌ということになる。
(これまでのライブ経験)

しかし、レコーディングでは、
全員及びエンジニアが耳をダンボにして聴いているし、
ちょっとのズレもコンピュータに感知されてしまう。
特にコンガのようなアコースティックな打楽器は、
ちょっとしたタッチの差で音色が変わってしまうので、
同じ音色を出し続けるのは非常に難しいのだ。
デジタルで修正できることは分かっていたが、
なるべくそのお世話にはなりたくなかった。

しかし、出番までの1週間は仕事が忙しく、
練習する時間が取れなかった。

そして、あっという間にその日が来てしまった。

ドラマーは腰を悪化させこの日は来なかった。

自前のコンガをケースから取り出し、
所定の位置にセットする。
ライブではあまり気にしないチューニングを
入念に行った。

次第に緊張が高まっていく。

でも私は本番に強いのだ。
と自分に言い聞かせる。

実際、これまでのライブでは、
常に練習よりもうまくやれていたと思う。

そしてレコーディングが開始された。

力を入れるな、脱力しろ。
自分に言い聞かせる。

アップテンポの1曲目がなんとか終了した。
そしてサウンドチェック。
録音ブースの中でみんなの意見を聞く。

すると、ギタリストから、
サビの前に派手なおかずが欲しいねえ。
と勝手な希望が出た。

私はフレーズを瞬時に考えながら、
腕の動きを確認した。

OK!
じゃ、その箇所の1小節前からもう一度出してください。

自分でも驚くようなフレーズを出すことができた。

また、録っては聴き録っては聴きを繰り返してゆく。

そして、2時間後、私の出番が終了した。

いやあ、良かったよ〜!
の声にホッとした。

コンピュータでもズレは一箇所も見当たらなかった。

(その7に続く)






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人生初のレコーディング体験。(その5)

2022-12-25 14:53:38 | コンガ(バンド活動)
●デジタル録音は超便利。

レコーディング未体験のベーシストの
録音が開始された。

彼はかなり緊張しているよう。

1曲終わったところでサウンドチェックをしてみると、
リズムが微妙にずれている箇所があった。
だが、デジタル録音は便利なもので、
コンピューター画面には1秒の数分の1までズレが表示され、
マウスをちょっと動かすだけで瞬時に修正ができてしまうのだ。
音程も同様で、音の高低の微妙なズレは簡単に直ってしまう。

結構名の売れているアイドルなどは、
こういった修正だらけらしく、
ライブが心配になるという。

また、録っては聴き録っては聴きを繰り返してゆく。
レコーディングは長時間の集中力が必要なのだと分かった。

そして数時間後、ようやくベーシストの録音が終了した。
朝10時過ぎから始まったレコーディングは、
20時近くになっていた。

来週はいよいよ私の出番だ。

(その6に続く:画像はレコーディング機器の一部)




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人生初のレコーディング体験。(その4)

2022-12-25 12:34:41 | コンガ(バンド活動)
●録っては聴き録っては聴き。

ドラマーは高校以来、
さまざまなバンドをずっと続けてきており、
ビートルズからジャズまでレパートリーも広い。
中にはプロ志向のバンドもいくつかあったようで、
レコーディング経験もある。
バンドの足腰を固めてくれるありがたい存在だ。

彼は超几帳面な性格で、楽譜は注意書きだらけ。
ラフ演奏とクリック(デジタルメトロノーム)を聴きながら、
無難にたたけているようだ。

そして1曲終わるごとにサウンドチェック。
何小節目の何拍目が気に入らないからもう一度。
といった具合で着々と進んでいった。

彼の腰の具合が心配だったが、
なんとか4曲叩き終わり放心状態。
素晴らしい演奏にみんなから拍手が起きた。

そして次はベーシスト。
彼も音楽活動は長いが、
レコーディングは今回が初めてだ。

さて、うまくいくだろうか。

(その5に続く)
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人生初のレコーディング体験。(その3)

2022-12-25 08:55:38 | コンガ(バンド活動)
●ドラマー危機一髪。

レコーディングにはさまざまな方法がある。

理想的なのは大きなスタジオでバンド全員の演奏を1回で録音するもの。
この方法はライブに近く、一体感も緊張感も出せるが、
メンバー全員の力量やバランスがモロに出てしまうのでかなり難しい。
また、大きなスタジオの高価なレンタル料や、
エンジニアの経験、技術も重要となる。

現在一般的なのは、
あらかじめギター、ボーカル、リズムマシーン等で
基本的な部分をラフ録音しておき、
メンバーは各自それを聴きながら、
ひとりずつ演奏したものを重ねて録音していく方法。

ギタリストの自宅には、
24チャンネルミキサーや音楽作成ソフトもあり、
この方法で数えきれないほど曲を作ってきたということで、
バンドもこの方法で録音することにした。

利用したのは中野の小さなスタジオ。
こちらはギタリストが長く付き合いのあるスタジオで、
あらかじめ録音されたパート別の音源を、
編集、加工ができる設備が揃っている、
全員が一緒に演奏するような部屋はなく、
ひとり、ふたりが演奏できる防音室があるだけだが、
誰もが知るアーティストやアイドルの作品を
編集、加工することもよくあるという。

8月のある日、まずはドラムを録音することになった。
ドラマーは自分のセットを持ち込んだ。、
ドラムの数多いパーツをケースから取り出し、
メンバー全員で手伝いながら組み立てていた時、

痛つ、やばい!

とドラマーの声。

一番大きなバスドラムをケースから取り出す際、
腰を痛めてしまったよう。

えー! 大丈夫!

ドラマーは以前にも腰を痛めたことがあり、
またやってしまったようだ。

うわあ、今日4曲叩かなくちゃならないんだよねえ。
無理しないで次回にしようか。
熟年バンドにありがちなトラブルだなあ。

幸いしばらく休んだ後、
ドラマーはいけそうだということで
レコーディングが開始された。

(その4に続く)









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人生初のレコーディング体験。(その2)

2022-12-24 20:42:03 | コンガ(バンド活動)
●そもそものバンドの成り立ちは。

5人のメンバーのうち、
私、ギタリスト、ベーシスト、ドラマーの4人は
東京郊外の高校の同級生である。
しかも、私以外の3人は一緒にバンドを組んでいた。
卒業後、4人の進路はバラバラになり
出会うことはなかった。

それが、還暦を機に初めて開かれた学年同窓会や、
私とバンドを組んでいたベーシストの
死去に伴うお別れ会などがあり、
4人は45年ぶりに再会。
そこで45年ぶりにスタジオセッションをやろう。
ということになった。

私はドラムしかやったことがないので、
ドラムが2人いてもしょうがないと思い、
3人のセッションを傍観するつもりだった。
しかし、ツインドラムの曲を一緒にやろうよ、
と誘ってくれたことが嬉しくて参加することにした。

この歳になって音楽を楽しめるのかと思っていたが、
セッションは思いのほか楽しく、
ずっとバンドを続けていきたいと思った。

ボーカルはギタリストが30年前、
メジャーデビューした際に採用したボーカリストで、
ずっと付き合いがあり、このバンド結成にあたり
声をかけたところ、ふたつ返事で快諾してくれた。

当初はツインドラムのバンドのコピーをやっていたが、
そのようなバンドは少なくネタ切れになりそうだった。
そこで私はコンガに転向することにして
コンガ教室に通い始めた。(このあたり前述済)

45年前、初めてバンドを組んだ高校生が、
45年後、再びバンドを組むことになったのだ。

(画像は高校の卒業アルバム。目を瞑っているのが私、右がギタリスト)

(その3に続く):





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人生初のレコーディング体験。(その1)

2022-12-24 14:55:28 | コンガ(バンド活動)
●レコーディングまでの経緯。

ふぁあ、時の過ぎるのは早いもので、
あっという間にクリスマスになってしまった。

全国的に平穏なクリスマスになると思いきや、
関東以外は大雪になっている模様で、
普段雪が降らない地域が心配です。

私はといえば大きな仕事はほぼ片付いたので、
今年を振り返ってみようかなと思う。

まず最初はもちろん、3年ぶりにハワイに行けたこと。
コロナ禍、直前のツレの骨折、超円安ではあったが、
とにかく、行って良かったなあと思う。
来年はもう少しマシな状況で行ければ良いなあ。

で、2番目に来るのが、
人生初のレコーディング体験である。
貴重な経験だったので備忘録としても書いておこう。

2017年にコンガレッスンのことをチラリと書いたが、
(その1)で終わっている。
レッスンには2年弱通ったかな。

しかし、実は、バンドは成長を続けており、
2018年に1回、2019年には2回ライブを行ったが、
コロナのために2年近く活動休止となってしまった。

休止期間中、何度かメールなどでミーティングを重ね、
プロ経験豊富なギタリストSから、そこらのおやじバンドと同じく、
これまでのように人の曲をコピーしていてもつまらないし、
詩が書ける人も曲を作れる人もいるのだからオリジナルを作ろうよ。
その方が満足感、達成化は段違いだよ。と提案があった。

確かにそうだよなあと私は思った。

全員でのバンド練習は、
昨年後半にようやく少しずつ動き始め、
作詞はベーシストH、作曲はギタリストSで
オリジナル曲を作り始めた。
そして、かなりレベルの高い(自画自賛)楽曲が4曲完成した。

ギタリストSからは、さらに、
これはメモリアルとしても経験としても
レコーディングをして形(CD等)に残すべきではないか。
というこ提案があった。

むかーし、ライブ出演の経験は何度かあったが、
まさかオリジナル曲をレコーディングするとは
まったく思わなかったし、
よほどの音楽好きでバンドをやっている人でも
レコーディング経験のある人は少ないだろう。
ましてこの歳になって、
今やらねばいつやるんだということで、
ミニアルバムをレコーディングしよう、
ということになった。

※レコーディング未経験者は私とベーシストの2人で
後の3人は経験者。

(その2に続く)









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クリスマス&ひと月遅れの誕生日で横浜へ。(その14)

2022-12-21 16:17:45 | 横浜
●締めくくりはザ・ロビーのクリスマスツリー

アパホテルからは市営バスでローズホテルに戻った。

翌朝は1階のレストラン、ミリー・ラフォーレで
恒例のバイキング。
前日のチェックイン時から混雑を予想していたが、
やはりすごかった。

コロナ禍の最中はサラダやデザートなどが、
あらかじめ小さな容器に入れられラップがしてあった。
しかもそれはわずか10個程度しか無かった。
もちろん客は広いフロアに数組だけ。
顔見知りのスタッフには、
”早くお客さんがまた戻って来ればいいですねえ。”
と伝えたことが何度もあった。

それが、今回はほぼ満席で、
目の前で焼いてくれるオムレツには行列ができ、
空になった料理は何度も追加されていた。

帰り際、顔見知りのスタッフに
”お客さんが戻ってきて本当に良かったねえ。”
と伝えると、彼は嬉しそうに頷き、
”いつも来てくださって本当にありがとうございます。”
と答えてくれた。

チェックアウト後は、
再びホテル・ニューグランドへ。
目的は本館2階、ザ・ロビーのクリスマスツリーを見ること。
昨日は某銀行の集いがあり、入ることができなかったのだ。

ところが、2階に上がる大階段がざわついている。
何かと思って近づくとあちこちに撮影機材が。
どうやらウエディングフォトを撮影するところらしい。

それではとエレベーターで2階に上がった。
そして無事クリスマスツリーを見ることができた。
この建物自体がそうなのだが、
古い洋館のリビングに飾られているように、
周りにはデスクやロッキングチェア、
プレゼントボックスまで配置されるシックな佇まい。(画像)

本来は夜の方が良かったかな。
あとは暖炉でもあれば完璧だったね。(おいおい)

という訳でクリスマス横浜プチ旅行が終了。
今回も大好きな横浜をたくさん堪能できました。

(この項終わり)

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クリスマス&ひと月遅れの誕生日で横浜へ。(その13)

2022-12-21 13:38:42 | 横浜
●アパホテルをちょっと見てみたら。

水際線プロムナードの真横には
真っ白なアパホテル&リゾート横浜が聳え立っている。
ついこの間まではコロナ感染者の隔離に使われていたようだが、
コロナが減少したため最近一般開放となったよう。
せっかくだからとちょっと見てみることにした。

35階建てビルの1階にはレストランとフロントがあり、
レストランはカジュアルな雰囲気。
フロントには10台以上の自動チェックイン機が並んでおり、
フロントの横には派手なクリスマスツリーが。(画像)
天井は高いが内装もはめっちゃ派手派手しい感じ。
帽子のおばちゃん(社長さん?)の趣味なのか、
待合などそこかしこに高価そうな椅子が置いてあった。

エスカレータで4階に上がってみると、
いきなり大浴場があり浴衣姿の男性が出てきてびっくり。
その向こうのコンビニに入ってみたらかなりの混雑で、
買い物を諦めたほど。
どうやら宿泊客はこちらで夜食やデザートなどを調達し、
部屋でいただくことになっているよう。

どうも建物や内装、施設や客層がアンバランスな印象だなあ。
ま、いいか。

後でちょっと調べたら、
1300室以上あるダブルの客室の広さは10平米、
900室以上あるツインの客室の広さは最大22平米とかなり狭く、
スイートは6室しかないようだ。
価格はダブルが1室15,000円前後、
ツインが1室20,000円前後と、まあまあ安い。
高層階なら眺望は抜群だろうけど、
ちょっと考えちゃうなあ。

(その14に続く)





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クリスマス&ひと月遅れの誕生日で横浜へ。(その12)

2022-12-21 10:16:50 | 横浜
●夜景を撮るなら冬に限るね。

新港中央広場からワールドポーターズ方面に移動。

万国橋ではみなとみらいの夜景を撮影している人が数名。
ここは絶好の撮影ポイントなんだよね。
私たちはさらに近くに寄ってみようと、
水際線プロムナードを歩いてみた。
すると、さらに大きくくっきりとした夜景を見ることができた。(画像)

やはり冬は地面からの熱放射が少なくなるため、
ホコリなども舞い上がりにくい。
また水場の水分の蒸発も少ないので
空気が澄んでいるのだと思う。

一番高い左端のランドマークタワーから、
階段状に低くなる中央のクイーンズタワー、そして観覧車。
(この右にはインターコンチネンタルホテルも続いている)
みなとみらいのシンボルともなっているこの形は見事だ。
そしてこの風景を存続させるため、
ビルの高さ制限をしている横浜市もえらい!

(その13に続く)
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クリスマス&ひと月遅れの誕生日で横浜へ。(その11)

2022-12-20 22:01:30 | 横浜
●赤レンガ倉庫は大混雑。

象の鼻パークを過ぎる頃から人出が多くなり、
赤レンガ倉庫でピークになった。

倉庫自体はもうだいぶ前から、
点検補修のため長期休業となっているが、
アイススケートリンクとクリスマスマーケットは、
例年通り開催されていた。

しかし、いつもなら入口のはずの場所は
一方通行の出口となっていて入れず、
入口は2号館の裏手の海沿いにあったようだ。
スタッフたちは人々を入口へ誘導するのに必死だったが、
ルートサインもなく混雑の原因となっていた。

私たちは混雑を避けるため入場を諦め、
新港中央広場へ向かった。
そこは横浜のクリスマスイルミネーション、
”ヨルノヨ”のメイン会場。
昨年同様、眺めるだけではなく、
イルミネーションに参加・体験できる
イベントになっている。

無数に組み立てられた
六角形をベースとするフレームが点灯し、
環境音楽のようなサウンドとともに色が変化していく。
ま、実際に中に入ってみても大したことはないのだが、
未来型イルミネーションの先駆けではあるだろう。(画像)

(その12に続く)







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