最近は異常気象の言葉にも驚きが無くなってしまった。
異常の言葉を頻繁に耳にするのは・・・既に異常では無くなっているからでしょう。
近年ヨーロッパでも何十年ぶりの大雪などと・・・災害の情報が時々流れてくる季節です。
成田発、イタリア・アリタリア航空、こちらは通常通りほぼ定刻の出発、
日本海を抜けると・・・北極圏を飛行するので眼下は大半がシベリア大陸
数時間もすると緊張感が無くなったか、まだまだ長い・・・長時間の移動を思うと苦痛を覚える。
ミラノ北西約46㎞にあるマルペンサ空港まで12~13時間、・・・多少は眠れるが、・・・いや、しかし便利になったと自分に言い聞かせる。
・・・大昔、最初のヨーロッパは、何故か北京空港に(給油だったでしょう)立ち寄り、イラン航空でテヘランへ、
乗り換えてパリへ・・・20何時間かかったか記憶にないが、当時北回りの飛行ルートは無かった。
コンコルドにはもちろん縁が無かったが、・・・近年は航空会社はスピードを競うことも無く、グループ化で利益の出る経営を目指している。
思ったより機内は空いていて、未利用の座席を使用しても良いことを聞き、ひじ掛けを上げて横になる。
長時間の独占は気が引ける、・・・1~2時間くらいで交代する
やがて、まどろんでいると機内アナウンスが聞こえてきた、軽い食事の後・・・まもなく到着だ
山を越えてイタリアへ
ミラノ・マルペンサ空港に到着。
無事にスーツケースも到着、バスでホテルへ向かう。
・・・
翌朝は・・・時々霧雨模様、イタリアで雨に降られたことはなかったのだが、憂鬱にならずに・・・この季節、霧のミラノは普通でしょう。
ミラノ観光は、ドォーモ(大聖堂)とガレリア(歴史のあるアーケード)他に最後の晩餐の描かれた教会、ショッピング・・・と数々あるが、
まずはシンボルであるドォーモにどのようなアプローチで感動的出会いを持てるかに興味津々。
・・・今回は、残念な結果となりました。
定番通り、ドォーモ広場から北西に位置するスフォルツェスコ城の正面手前でバスから下車、
周辺道路を正面に歩いていく。
城の正面から真っ直ぐ進むと約1㎞で、目指すドォーモ広場です。
ここは現在、博物館や美術館として一部公開されていて、ダ・ヴィンチやミケランジェロの作品もありますが
ミケランジェロの晩年の未完成作ロンダニーニのピエタは機会があれば見たかった。
彫刻の製作途中(未完成)が見れることに関心があったのだが・・・
ミラノのトラム(路面電車)の線路を渡りガイドは、真っ直ぐ、左、どう進むのか・・・
イタリアでは資格のあるガイドの案内が必要条件。
・・・左折してスカラ座とダ・ヴィンチの像に出逢い、広場の横からガッレリアのコースが一番と思っているが・・・。
取り合えず1㎞の最短距離を進んで行く。ロータリーを渡り・・・
ドンドン直進する感じ・・・
エーッ!、見えてきてしまうよ・・・
正面にドォーモの先端がぼんやり霞んで見えてきた。
しょうがない、やがてドォーモ広場に到着、少しくすんだ感じのドォーモに再開するが・・・あまり感動は無かった。
広場につながる左側のガレリアも定番コース、
ガラスと鉄で建てられたのは、商店街が珍しい1865年から1877年にかけてとあります。
イタリア王国を統一した際の初代国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の名前が付けられています。
ドォーモの外観を見たら、霧雨を避け、ガレリアへ
このような重厚な建物が両サイドに建ち並び、アーケードの上部にガラス張りの屋根が架けられている。
ここが十字路、東西にもアーケードが若干あるが、南北の通りがメイン
北のスカラ座があるスカラ広場から、南のドォーモ広場まで200m弱
ガレリアの北の端に到着、目の前はスカラ広場です
オペラ座は画面の左側に道路があり(トリムが走る)その先にある。
右側の宮殿はマリーノ宮、この空間がスカラ広場
肌寒く、直ぐにここからドーォモに引き返したので、ここの画像はほとんど無い。
・・・では、以前の旅行時の画像を探してみましょう。
このスカラ広場に最初に立ち寄り、これがスカラ座、日本の歌舞伎座か?などと・・・
そしてミラノにも多大の貢献をした、レオナルド・ダ・ヴィンチに挨拶し、ドォーモ広場に進むのが・・・お勧めのコースです。
こちらが有名なオペラ座
そして正面には・・・スカラ広場、その中央に、ダ・ヴィンチ
そしてこの広場は、ガレリアの北の入り口に続きます。
ダ・ヴィンチと弟子たちの像の裏側に回ると
向こうにオペラ座が、こんな広場です。
そして、この広場の左側に進むと・・・見えてきたのがガレリアの入り口
今回は、この入り口まで進んできましたが、ここで引き返しました。
広場横にはガレリアの案内板があります。
では、また戻りましょう。
1865年着工といえば・・・日本では2年後の1867年に大政奉還です、
西洋に追いつけ・・・当時の日本の侍、欧州視察団は鉄工業の重要性をあちこちで感じたことでしょう
この十字路には、地元民にも人気スポットが
この中央部の床にイタリア王国の紋章があり、その周囲には4都市の紋章があります
人気スポットはトリノの紋章(牡牛が描かれています)
牡牛の股間に踵をつけたまま一回転をすると幸運を招くとの伝説が・・・
人気が有り過ぎ、あっというまに窪みができ、修理してもすぐに削られ・・・
3回周るとウンヌン、細切れに何回も回る人がいたり・・・一気に1回転と遊ぶ地元民が多いようです。
この一等地で有名なのがプラダの本店(現在はメンズ店)北西の角
そして、通りの反対側(北東)にこれも有名なLV
ウインドウショッピングも楽しいものです
その横に、東に延びる短いアーケードがあり
その隣の角にも、プラダ、
エッ!対角線上にもプラダが進出していて驚きましたが(レディス)店
ここは、かつては
このような時期もありました
そして通りの反対側は、紳士服のアルマーニ
かつては銀製品のお店がありました、
そして西に延びるアーケード
少し戻って、このアルマーニのある南西の一角と思ったが
4階建ての最上部、何故か民間人の住居と、かつてガイドから聞いたような気がする
この通りのお店のメニューです。
日本語だけがあると何故かホッとする。静かな店内のイメージでしょうか。
・・・さて、このスカラ広場から初めてドォーモに近づいた場合、
ガレリアの金と黒のアクセントで、豪華な気分で尚且つ多少緊張感が高まったでしょう。
一番のお勧めはガレリアからドォーモ広場に近づいたら、顔を下にして出口に進みます。
そして、初めてドォーモに出会う瞬間が・・・顔を上げたら・・・こんな感じだったら
これは、スモッグで汚れたドォーモの化粧直しが終わった頃
桜エビのような・・・モザイク調のマーブル・・・淡いピンク色に感動した2001年の画像です
次にお勧めは、ドォーモ広場に地下鉄の階段から飛び出すと
広場中央のこの銅像横に・・・でてきます。
これも迫力がありますが・・・正面過ぎて全体像がつかめず、平面的なイメージでしょうか。
ガレリアからの登場は、多少ドォーモに近いのと、斜めから奥行きのある外観に圧倒されます。
残るは、ブランド通りを散策しドォーモの裏から
このような巨大な大聖堂の横を通り、正面ファサードはどんな感じだろうと(これは今回の画像)
そして真横に進み、真下から見上げながら・・・全体像を見るのに広場の端に下がります。
今回は、第4のアプローチで漠然と全体が見えて来て・・・。
気分を変えてドォーモの正面から、広場のパノラマ画像を
上の画面は、ファサード正面広場の西側です。
ガレリアは右側になります。
上の画像が広場の北側、ガレリアが中央に見えます。
左端に観光案内所があるのですが、情報誌を頂こうとしたが朝早くて開いていませんでした。
上の画像が広場の南側、王宮があります。
今回は時間が無くてドォーモ内部にも、屋根にも登らなかったのですが・・・
昔の画像を探してみましょう。