気になる写真!

このブログはその時々の好奇心で、気になった被写体を切り取り、・・・チョットだけ考えてみようと

マングローブ、車海老

2024-03-03 | 旅行記

宮古島の北方にマングローブの観光地はありますが、車海老は知っていました?

1993年から宮古島で車海老の養殖が始まっていました。

年間20トン、売上1億円、この特産品を使って地元で商売をしようと・・・

有名人が、観光客相手に天丼でもてなしておられました。

気さくな感じで、スポーツマン、ゴルフとシュノーケリングがご趣味とか。

車海老の天丼です。

・・・この画像は、2020東京オリンピックの開催前に日刊スポーツ(2021年)に掲載されたものです。

森末慎二さん、1984年ロサンゼルスオリンピックで体操のエース、金・銀・銅の全てのメダルを獲得されました。

2010年頃からこの宮古島に土地を購入し、住居も完成、年間の4/5くらいは、宮古島生活だそうです。

この車海老・・・実は大変なことが起こっていました。後ほど

・・・先に簡単に、マングローブの植生地の画像を。

場所は島の北部、島尻に遊歩道が設けられたマングローブ林があります。

グーグルから空撮の画像を拝借します。

向こうに見えるのは、東シナ海です。

左端の駐車場から・・・河川に打ち込んだ角材で、手摺付きの遊歩道が設けられています。

2002年9月、遊歩道と島尻橋が完成、奥行き約1㎞の入り江にマングローブ林が群生しています。

今は引き潮時で、この付近の樹木は地面から高床式?の根の状態がよく観察できます。

海岸近くに地下水脈の湧き出し口があり、海水と淡水が混ざり合う汽水域が誕生しています。

ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギの3種類が、この地のマングローブ林を構成しています。

泥の中だけでは酸素が不足するので、空気中に根を出して(地表根)生育を助ける姿が特徴的です。

タコの足のように幹から多くの根を出しているのは、ヤエヤマヒルギでしょうか

このヤエヤマヒルギと思われる樹木は、根が海水に浸かっている時間が長いようですが、大丈夫?

根が塩分も吸い上げてしまいます・・・樹木には・・・塩害が発生するので排除しないと。

そこで、塩分を一部の葉に集中させ、犠牲になってもらい・・・その葉は、黄色くなって落葉。

この葉をシオマネキ(カニ)などは好んで食するようです。

ミナミトビハゼは、どこにいるでしょうか? カメラの前に現れました。

ここには、フタハオサガニ、オオアシハラガニモドキ、クマドリオウギガニ、ヒメシオマネキ、

ニナミコメツキガニなどが生息しているとのこと。

こちらは、オヒルギでしょうか

多分、観葉植物として販売もされていると思います。

縦長の白い陶器(高さ50cmくらい)に植えられていた根バリが特徴だった観葉植物

鉢は残っているが、写真を残していないので、記憶があいまい・・・枯らしてしまった。

昼の食事をどこにしようか?

その前に「島の駅」でマンゴーは夏でしょうが、パパイヤかメロン、何かフルーツを・・・

メロンは売切れ、ナイフとタッパウェアを持参したが、時期が悪かったようです。

島の駅の道路を渡って、左側のお店で食事をしましょう。

こちらが、地元の車海老をキャッチフレーズに、1尾、2尾、3尾の天丼メニューを

簡潔に森末さんが説明されます。

天婦羅は衣が薄く、軽く揚がっているので脂を気にせず頂けました。

途中で出汁を提供され、海老の頭も足も美味しく頂きました。

カウンターの右端に、光物が・・・トロフィーではなく、何か2本置かれています。

・・・そうでした、宮古島の車海老、140万匹が2021年から出荷0になってしまいました。

久米島から車海老の稚魚を夏に仕入れて育て、冬場に出荷するスタイルです。

2016年11月頃に初めてウィルスの影響が出たそうですが、少なかったので選別して廃棄処分。

その後、毎年少しは発生していたようです。(2021年12月、現地の新聞などによる)

2021年は、成長途中の10月にウィルス(PAV)の影響が出たので一気に大半が死滅、

養殖池の乾燥、除菌・・・養殖池が漏水していて海水が問題なのか?しかし原因不明で・・・2025年再開目標。

・・・一方、久米島は宮古島の数倍の規模で養殖でしょうか。問題なくこの冬も出荷されています。

30年間も続いた宮古島の車海老養殖、廃業ではなく再開を目指されてますので、応援しましょう。

お店の前で、よかったらと記念撮影に誘われます。

左は、長野の冬季オリンピック、右は2020の東京オリンピーック聖火リレーのトーチです。

このトーチ、日本全国で聖火ランナーの数だけ製造元に発注します。

何本でしょうか、・・・東京オリンピックの際は、1万本。全てを売り切る考え(朝日新聞デジタル)。

通過する自治体などに購入を働きかけるとのこと。

記念に欲しいでしょう・・・聖火ランナーだけですよ・・・購入できるのは、税込み、7万1940円です。

IOCとの契約で、製作実費とほぼ同額。ユニホームは走者に無償でプレゼントされる。

全国で2020の聖火ランナーは1万人、大盤振る舞いのスポーツイベントは、・・・多くの問題が。


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