気になる写真!

このブログはその時々の好奇心で、気になった被写体を切り取り、・・・チョットだけ考えてみようと

紅葉も街に

2018-12-12 | 旅行記

11月下旬の連休中に・・・念のためにスタッドレスタイヤに吐き替えて、

遠出・雪道対策はできたが、・・・何故か翌週末、首都高を走り・・・近郊の紅葉名所巡りへ。

まずは早朝、ここは鎌倉

スッキリして、庭師が手入れをしている庭園 そのものです。

ここは入園券を購入する場所ですが、道路に面した入口に戻ってみましょう。

開門時間がAM10:00、・・・開門したばかりです。

左側に郵便ポスト、住所表示は 鎌倉市浄明寺5-1-10 財団法人 一条恵観山荘  

立て掛けてある案内板には、開演時間:10:00~16:00、休園日:毎週月・火曜日

入り口横には、山荘の案内も提示してありました。

国指定重要文化財 「いちじょうえかん さんそう」一条恵観山荘、

1月から3月の催しの案内も置かれていました。

では、先程の入口で・・・入園料¥500-支払って内部に入ります。

庭園面積 800坪 中規模の庭園とされます。

趣のある入口です。

1~3月の案内チラシ に こんな記述がありました。

370年前、後陽成天皇の第九皇子であった一条恵観(イチジョウエカン)が築いた山荘。

一見すると田舎家のような茅葺屋根の佇まいでありながら、随所に江戸時代初期の公家の好みが見事に盛り込まれ、

雅な趣向とこだわりが配された茶屋は、鎌倉にありながら京都を体感することのできる数少ない空間です。

一般公開されたのが、比較的最近のようです。(2017年7月29日に一般公開)

入ってすぐ正面に日本庭園、

木々の樹齢もそれなりにあり、・・・紅葉が街に降りて来たようです。

この塀が、しっとりと古風で、高さは、基礎石も威圧感が無く、穏やかな雰囲気です。

ここの庭園は、隈笹(クマザサ)でしょう、笹は背丈が大きくなって厄介者でしょうが・・・

黒松の葉摘み、葉透かしと同じように、大きくならないように小まめに手入れをされているのでしょう。

盆栽の雰囲気です。毎日眺めて、・・・日々、違いに気が付く、感性が発達します。

では、廊下から右側に進むと・・・

軒下に、蹲踞(ツクバイ)と呼ばれる手水鉢が置かれていて、何やら・・・います。

人工の かに が置いてあります。

園内にもう1匹いるようで、・・・井戸の竹製の蓋の上らしい。

では、一条恵観の移築された山荘に向かいましょう。

右側に生垣がある石畳の小道にでます。

その先に・・・オット、茅葺き屋根、

気になるのは・・・この状態は、葺いてからどのくらい経過したでのでしょう。・・・2年くらいかなぁ?

茅は各地に自生しているので、入手は難しくないでしょうが、屋根葺き職人はどこにいるでしょう、

それなりの需要はあるでしょうが、・・・白川郷などでは、後継者が育っているのでしょうか、

あるいは神社仏閣に特化した建設業社が抱える職人が、対応するのでしょうか

・・・この門は、御幸門、「天皇をお迎えするための御門を再現」と庭園図に書かれていました。

ここ鎌倉で、・・・天皇をお迎え?・・・することがあり再現されたのでしょうか?

チラシや庭園図の説明以外に調べてみましょう。

この一条恵観山荘のHPでは、370年程前に京都に建てられた山荘は鎌倉に移築され、国指定重要文化財として保存・活用・継承しております」

との説明です。

更に調べてみると、京都西加茂に建てられた一条恵観の山荘が、・・・1959年に茶道の家元が購入して鎌倉に移築、庭石や枯山水も移され同じように配置された。

昭和の末とありますから、1990年頃、現在地へと再移築、庭園、数寄屋建築の施設とともに整備されたそうです。

左側の庭園です。庭園図の記載は、枯山水

向こうに見えるのが山荘です。

そして・・・これが、山荘。

通常日は立入禁止です。公開日に¥1000-で内部が見学できるようです。

来た道を蹲踞まで戻り右に進みます・・・左の建物の先は川が流れているようです。

直ぐ先の角で

飛び石が・・・滑りそうです、しかし良くできています。

 屋外に置かれた鉢に、山荘と植栽、3か所の楓も紅葉しそうです。

こんな寒椿も咲いていました。

 

庭園の端を進み、先程の山荘が右側にこのような光景となります。

山荘までの途中に、左側少し下ったところに小屋があり休憩所:庭園図では四阿(アズマヤ)と書かれていました。

中国の言葉でしょうか、4本の柱、4面の屋根があり従って軒も4か所、壁は無く単純な構造の東屋

そして、このさらに左に滑川(ナメリガワ)が流れています。

こちらにも休憩所があります。

さらに、この様な建物で喫茶室もあります。

かふぇ  やまもも亭の当て字が「楊梅亭」、どうしてこのような文字が・・・

鎌倉時代に仏教では多くの宗派が誕生し、ここ鎌倉は生死をかけた新しい職業武士階級に好まれた、禅宗が広まります。

座禅の曹洞宗、問答の臨済宗、死と向き合う武士には道元が開祖の曹洞宗が人気でした。

その道元禅師が「楊梅亭」をやまももの意で使っていたとの説があるようです。

この建物では茶席が開かれた際に、見れる光景があるそうです。

左側の軒下から

茶席「時雨」の円窓・・・・運よく見ることができました。

・・・

この施設では駐車場を有していないので、車の方は近隣の民間コインパーキングとなります。

昼食にはまだ早いので、移動します。

鎌倉の東から八幡宮前は渋滞しているので、海岸に向かい、手前を右折西へ一直線

駐車場に車を入れて

緩やかな階段の周囲は、紅葉していました。

向こう側から登ってきています、一段高い所から振り返った光景です。

本堂・そして黄金の観音様の立つ建物の右側でも、

・・・桜!

これは素晴らしい

目を左に移すと・・・紅葉の木々も

そして、小山に登り反対側に降りて来て、

経蔵を納める建物の裏側でも

楓が晩秋を知らせてくれています。

四天王を後にして

階段を下り、左に回り込みます。

今回はこちらにも参拝、弁天窟

天井が低くなった・・・、この付近はいつ頃造られたのでしょうか?

そして、書院の庭園を拝見

ここは樹木の剪定がユニークです。

直幹部分をバランスよく維持するのが大変でしょう。

プロの技が要求されます。

こんな所も、撮影スポットとして人混みになっています。

こんな彫刻でしたら偶像崇拝したくなります。

・・・長谷寺を後にし、小町通り近くで昼食、

夕方近くになって、閉門が PM4:15 急いで4時前に滑り込んだのがここ

亀の足が・・・

いや

案内図がこちら

そして、うさぎがこちら

目的は、明月院(メイゲツイン)本堂

順番で並ぶ・・・4時に撮影ストップ、まだ並びたい人を必死で制止している小坊主がいました。

少し引くと

縁側から丸窓越しの・・・

ここも禅宗です。

尖った武士には、丸窓と禅が人気でした。

...

日本の心、座禅・・・、西洋の、教会

為政者は宗教には敏感です。ローマ法王がカトリック教の再構築に中国と協議中のようです。

まもなく、冬のイベント週間・・・クリスマスです。

欧州は難民流入と失業拡大、貧富の差が広がり・・・治安の悪化が心配です。

何度も訪問したいイタリア、そしてローマは・・・新年に明るい未来への展望は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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