アフリカの紛争地域にいる子どもたちや
難民の子どもたちのおなかは、膨れていることが多い。
『餓鬼草紙』などに描かれた飢えに苦しむ亡者のおなかも
ぽっこりと膨れている。
ユニセフなどの報告する映像や写真で、
手足は骨に皮がついているだけのような状態なのに、
おなかだけは膨らんでいる子どもたちを見て、
飢餓状態で栄養失調だと、
なぜおなかだけぽっこり膨らむのだろうと
子どものときから不思議に思っていた。
あれは、低蛋白(低アルブミン)血症によって
腹水が溜まってしまっているからなんだそうだ。
お正月にカヤの腹水が溜まったときに、
酒井先生が、餓鬼の描写を例に挙げて、
慢性的な蛋白質不足が身体に与えるダメージについて、
話してくれたのだ。
もちろん、腸内の寄生虫を駆除しないでいる場合にも、
低蛋白血症が引き起こされるから、
栄養失調だけが原因ではないとはいえ、
あの子どもたちの飢餓がどれほど長く続いており、
どれほど深刻な状態かがうかがえ、切なかった。
難民の子どもたちのおなかは、膨れていることが多い。
『餓鬼草紙』などに描かれた飢えに苦しむ亡者のおなかも
ぽっこりと膨れている。
ユニセフなどの報告する映像や写真で、
手足は骨に皮がついているだけのような状態なのに、
おなかだけは膨らんでいる子どもたちを見て、
飢餓状態で栄養失調だと、
なぜおなかだけぽっこり膨らむのだろうと
子どものときから不思議に思っていた。
あれは、低蛋白(低アルブミン)血症によって
腹水が溜まってしまっているからなんだそうだ。
お正月にカヤの腹水が溜まったときに、
酒井先生が、餓鬼の描写を例に挙げて、
慢性的な蛋白質不足が身体に与えるダメージについて、
話してくれたのだ。
もちろん、腸内の寄生虫を駆除しないでいる場合にも、
低蛋白血症が引き起こされるから、
栄養失調だけが原因ではないとはいえ、
あの子どもたちの飢餓がどれほど長く続いており、
どれほど深刻な状態かがうかがえ、切なかった。