ハダンゲルフィヨルドからオスロまでバスで「ナショナルツーリストルート」を通って366kmの移動です。
『ノルウェー国家のプロジェクトで、観光向けへの道路整備計画が「ナショナル・ツーリスト・ルート」です。
2015年を目標に18本の風光明媚なルートが選ばれ整備がされました。
海岸線や山中を抜ける曲がりくねった道、滝や急流や川近くの多様な自然環境を体感することができます。
その自然を体感するために斬新なデザインのトレイルや建物、展望台などが造られたそうです 』
バスから美しい景色を見えるはずだったのに、小雨で霧です。
牧場には羊が見えました。
滝がある所でバスから降りて断崖絶壁の上から下の滝を見に行きました。
滝の音だけで何も見えず、大きな音を聞くだけでした。残念。
北欧の交差点は、ラウンドアバウト(環状交差点)という交差点を良く見ます。
3本以上の道路を円形のスペースを介して接続した交差点です。
車両はこの円形スペースの周りの環状の道路を一方向に、
左側通行なら時計回り、右側通行なら反時計回りに通行します。
だから信号機も一時停止もありません。直線には行けません。
トンネルの中にもラウンドアバウト(環状交差点)がありました。すごい。
途中の道に雪が見えます。さすが北欧。
バスから撮りましたが、天気が悪くて残念。
少したつと霧が無くなり、やっと自然の景色が見えてきました。
トイレ休憩で面白いトイレに入りました。これもナショナルツーリストルート計画で作られた斬新なトイレです。
トイレの中で下の川や外の景色が見えて楽しかったです。
ノルウェーでは8世紀から11世紀にバイキングが活躍していました。
バイキングがキリスト教に出会い改宗したのが1000年ごろです。
改宗したバイキング達がノルウェーに戻り、バイキングの造船技術を利用してて建てた木造の教会がスターブ教会です。
ねじや釘を使用せず支柱を厚板に垂直にはめ込んだノルウェー独特の建築方式で造られています。
石造りの教会に見慣れている私たちには、ちょっと異色の建築物です。
最初に行ったスターヴ教会はTORPO STAVKYRKJEです。
この教会の入り口にこうやって書いていました。
次に行ったのが映画【アナと雪の女王】のエルサの氷の城のモデルになったのがゴル・スターヴ教会だそうです。
尖った教会の屋根は黒い板で覆われていて、屋根に龍頭がついています。
龍頭はバイキングの船についていたのものと同じく、魔よけの意味があるそうです。
1212年に建築されて1900年になり、古くなった木造の教会壊すというので、当時の王オスカル2世がその建物をオスロに移築しました。
写真で見ているのは1980年代にゴル市民の要望に寄ってオリジナルとほぼ同じ外観を持つレプリカが建設されました。
このレプリカは内装が近代的なものであるのでノルウェー国内に現存する28個のスターヴ教会にはカウントされません。
霧が晴れて,美しい自然の景色が目に入ってきました。野っぱらの雑草の花がどれも可愛いです。
トイレ休憩に寄ったマーケットの周りは広いルピナスの花の草原でした。
フランスでは40度を超えたとか、こちらは外に行く時にはチョッキが要ります。
可愛いトラックが停まっていました。
5時半にホテル到着です。オスロまで366キロの長い行程は美しい自然の中を歩いたり、マーケットに寄ったりでまあまあでした。
あまりきつくないツアーですが、毎日1万歩は少なくても歩いています。
横浜みたいに坂が無いので楽ですね。体調良しの旅でした。