トーネードの無職生活

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生命保険

2015-08-07 07:22:07 | 日記
 私が最初に勤務した会社は住友系の会社だったので、会社に入っている生命保険会社も住友生命でした。毎週二回か三回ほど住友生命の外交員のおばちゃんたちがやってきて、生命保険の勧誘や変更などの手続きをしていました。

 特に新入社員は保険のおばちゃん方にとっては草刈り場みたいなもので、多くの人がおばちゃん達の手にかかって住友生命に加入していました。掛け金にしても団体割引みたいなのが適用されるので、同じ程度の生命保険に他社で加入するよりも一割ほど安い掛け金ですむので、おばちゃんたちの手にかかるのも悪いわけではありません。

 だいたい新入社員だと独身ですし、まだ給料も安いですから死亡時に受け取れる保険金の額も1000万円程度で、最低限の保険という感じです。その後、結婚したり子供が生まれたりすると保険の額を上げたり、子供の保険に入ったりという感じでした。

 私も、入社して生命保険は自分でひとつは入っておこうと思っていたので、おばちゃんに手続きしてもらって加入したものです。それ以降退職してからも住友生命に加入し掛け金を支払っていたのですが、以前書きましたとおり、金がなくなって生活保護をうけなきゃならないという状況になりました。

 生活保護を受けるには、まず資産となるものについてはすべてお金に変えてくださいというのがあるので、車も売却しましたし、生命保険についても終身の保険だと貯蓄部分もあるので、解約して生活費にあててくださいというのがあります。そんなわけでそれまで加入してきた生命保険を解約しました。

 今のアパートに転居した際、敷金は一か月分だったのですが、必ずハウスクリーニングを受けることという条件がついていまして、一か月分の敷金の大部分がその費用にとられてしまいます。その他の費用が発生した時にはお金を払わなければならないことになるのですが、私が死んだときに生命保険に入っていませんから保険金がないので、もしかしたら家族が負担しなければならないかもしれません。

 そうなったら申し訳ないなと思い、私のように病気持ちでも入ることのできる保険金が100万円程度の保険がないかなと思ったのですが、検索してみると保険自体はありました。しかし、掛け金が高い。掛け金4000円程度から年齢が上がるにつれて掛け金も上がっていくので、とても今の生活保護の保護費のなかでまかなうのは苦しいです。確かに携帯をやめるとか、本代を減らすとかお金を浮かす方法もあるのですが、それもしたくないというのもあり、新たに生命保険に加入するのはあきらめたのでした。