トーネードの無職生活

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私の勤務していた会社

2015-08-31 08:33:23 | 日記
 昨日も書きましたが、私は某大手電機メーカーの系列の中堅電機メーカーに勤務しながら会社の労働組合の役員をやっていました。

 私の勤務していた会社は、バブルの時に上場して得た資金で地方に子会社を作り生産拠点としたのですが、バブル崩壊で業績悪化、しかも会社の扱う製品群は、景気が悪くなると最初に顧客が買わなくなり、景気が良くなると最後にようやく買ってもらえるという製品だったので、景気が悪くなると最初に業績が悪化し、景気が良くなっても最後に業績が良くなってくるという会社でした。

 そんなわけで、どんどんと負債がたまってきたわけですが、会社の経営陣は根本的な経営改革もせずにおくだけという無能な経営者でした。これらの人達は親会社から来た人達で、定年後の数年間をむりなく過ごせればいいやという感じの人ばかりで、従業員のことなどなんとも思っていない連中でした。

 特に営業部門に来た役員は、親会社のブランドで仕事をしてきた人なので、誰でも知っている会社名なので、会社名をだせば商売のとっかかりになったのしょう。ところが私の勤務していた会社は、特定の分野では知られていても、世間にはほとんど知られていない会社なのでブランドだけで仕事ができていた人には通用しない会社だったので、親会社から来た営業の役員は一人として役に立たなかったのでした。

 ところが、この会社の事業のうちのひとつが、親会社としてはぜひ子会社として持っておきたい事業だったので、他の系列の企業が業績の悪化を回復できずに売り飛ばされたりしているなかで、なんもリストラが行われることもなく、各社の労働組合の役員の人達からも奇異にみられていたのでした。

 そんな会社でも、さすがに債務超過になりそうな事態になってくると、親会社も手を打たざるをえなくなりました。バブルの時に集めた資金も底をついて、リストラしたくとも金がない状態で、親会社から資金の援助を受けなければ、希望退職すら募集できない状態でした。

 その頃は、できることからリストラを小出しに行っていたので、そのたびに親会社の労働組合に情報がないかと話を聞きに通ったものです。そうしてすべったころんだして、ようやく全社のリストラ策ができて、親会社からの資金調達をすることができて、ようやくのこと希望退職を実施しリストラを行ったのでした。

 その後、私は組合の役員を辞め、しばらくして会社を去りましたのでその後のことはよくわかりませんが、その後も業績が悪化した際にまた希望退職を募ったりしていたようです。私が在籍した頃は色々な分野に手をひろげすぎているわりに実を結ばないという状況でしたが、最近の事業の様子をみてみると、中心とする事業に絞って、その事業とはかかわらない事業は売却したりしているようです。

 なんとかつぶれずに会社が続いてくれればなと思っています。