トーネードの無職生活

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ベルギーというとFN社しか知らない

2016-03-02 08:20:12 | 日記
 ベルギーという国については、全く知らないんですよね。wikiでベルギーを見てみましたがピンときませんし、著名人の中で知っていたのは、WRCドライバーのフランソワ・デュバルだけでした。あと知っているのは武装親衛隊でベルギーのワロン人部隊を率いて活躍したレオン・デクレルぐらいですね。そんな中、銃火器メーカーのFN社だけは超有名です。

 FN社の銃火器の中でベストセラーの拳銃がプローニング・ハイパワーです。9mmの自動式拳銃ですが、ブローニングとついているように、天才銃火器設計者のブローニングの設計になるものです。特徴として弾倉に実包を詰めるときに、ただ重ねて詰めると7発ぐらいしか入りませんが、弾倉の幅をちょっと広げて交互に左右にずらしながら入れると13発ぐらい入るんですね。近年ではあたりまえになっているのですが、確かブローニング・ハイパワーが初めてだったと思います。ということで、数多くの国の軍や法執行機関に採用されている名銃です。

 それからアサルトライフルですが、現行の5.56mmの実包の前の7.62mmの実包がNATOや西側の標準の実包になるようにアメリカのごり押しで決まった時代にFALというアサルトライフルを開発して、これまた多くの国の軍で採用されたベストセラーのアサルトライフルです。ただ、5.56mmのアサルトライフルに切り替わると開発に失敗したみたいで、採用してもらえなかったんですよね。

 しかし、それであきらめてしまうFN社ではないわけで、5.56mmの実包を使用した軽機関銃のミニミを開発しまして、非常の場合にはM-16とかの弾倉からも射撃できるといいます。アメリカなどに分隊支援火器として採用されています。日本の自衛隊でも採用されています。

 で、話は変わるのですが、このミニミなどの機関銃を日本で製造しているのが住友重機械工業なのですが、ミニミをはじめとする機関銃についてカタログの性能が出ていないのにもかかわらず、データを改ざんして自衛隊に長年納めていたという、モラルの欠けらもない言語道断な企業なんですな。ですから自衛隊のミニミやM2の機関銃は性能が本物と比べて命中率とかが悪いというわけです。

 たぶん使用している部隊ではおかしいという話が出ていたのだろうと思うのですが、自衛隊も役所なので官僚体質があるので、長年性能の出ていない機関銃を納めさせていたわけで、今後、このような問題が起こらないような仕組み作りが必要ですな。本当に腹立たしい話です。