テレビのニュース報道などなどについて

　安保法制での論議でのニュース報道でのことだろうと思うのですが、高市総務大臣が中立公正な報道をしないと電波を止めるぞなどと、圧力をかけるような発言をしていて、言論統制じゃないかという。ちと言い方が直接過ぎる感じがしますな。

　確かにニュース報道では、賛成、反対に議論が分かれる場合は一方だけではなくて、双方の意見を報道すべきだと思うわけですが、テレビ局にはそれぞれ新聞社がバックについているので、それぞれのカラーが出るというのはあると思います。フジテレビなら産経新聞なのでちと右寄り。テレビ朝日なら朝日新聞なのでとち左寄りというように。

　しかし、民放のテレビは広告収入で成り立っているわけで、極端に偏った報道していたらスポンサーがつかなくなってしまうわけで、右寄りにしろ左寄りにしろある一定の範囲内に収まるのだと思います。

　ではキャスターやコメンテイターがどこまで自分の意見を発言して良いものなのか、ニュースとしてはどちらの考え方もニュースの中で示すべきですが、キャスターも自分の考え方と断って自分の考え方を発言しても良いのではないかと思います。コメンテイターは完全に中立という立場を求められているとは思わないので、自分の考え方を発言することは問題ないように思えます。ニュースを解説するためだけに存在するとは思えませんので。

　賛成、反対と両論ある場合、特に憲法にかかわるような問題であれば、両論をそれぞれを報道しなければならないと思いますが、番組の立場としてはこちらの側に立ちますよと態度を示すことは問題ないのではないかと思います。片方の意見だけしか報道しないとしたら、それは視聴者の選択の権利を無視することになりますから問題だと思いますが。

　それにニュース報道は、キャスターやコメンテイターが自分の意見を発言しようとしまいと、そのニュースを一番に取り上げて時間をかけて報道するのと、三番手四番手で短くしか報道しないだけでも、テレビ局としての態度を示すことができるわけですし、賛否のうちどちらに比重をおいて報道するかでも態度を示すことになるので、政府がやろうとしていることに批判的な報道になったとしても、政府がけしからんと言うのも大人げない気がしますな。


　ところで、毎度のヨーロッパユニバーサリス２ですが、隣国の大国リトアニアが宣戦布告してきました。モスクワとしては領土の形から全地区を完全に防御するのは無理なので、支配されてもしかたがないところはあきらめて、逆に敵の領土を支配すべく逆襲しました。そうしたところ一地区支配されましたが、こちらも一地区支配し、さらに支配地を増やそうという勢い。リトアニアから和平提案があり痛み分けとなり現状通りとなりました。

　そして、ついにモスクワから国名がロシアとなりました。おお、やっと国として認められた感じがします。