私の好きなNFLのチーム ジャクソンヴィル ジャガーズ

　私が好きなNFLのチームはジャクソンヴィル　ジャガーズです。日本での人気チームというと、たぶんダラス　カウボーイズやサンフランシスコ　フォーテイーナイナーズ、オークランド　レイタースなんかだろうと思います。ですからジヤクソンヴィル好きなんていう人はほとんどいないのではないでしょうか。

　ジャクソンヴイルは発足したのが1995年の新しいチームです。ところが同時に発足したカロライナ　パンサーズとともにできたばかりのチームなのにかかわらず、確か二年目でプレーオフに出るという活躍をしました。たまたまジャクソンヴィルの試合をテレビで見たときのQBがマーク・ブルネルでそれほど背が高いわけではないのですが、敏捷な身のこなしで大活躍するところを見まして好きになってしまいました。

　その後、超スーパースターはいませんでしたが、RBにフレッド・テイラー、WRにジミー・スミス、キーナン・マッカーデル、オフェンスラインにトニー・ボセリと一流メンバーがそろった充実したチームとなり、スーパーボウルに進出する一番手とみられるほどのチームとなりました。

　しかし、NFLというのは金のあるチームが強くなるということがないように、決められた金額のなかでチームを作るようになっています。ですから、その年にチームが活躍すると選手の年俸が上がってきてしまいます。そうすると決められた金額のなかに収まり切れなくなるので、本当はチームに残しておきたい選手でも、しかたがなく金額内に納めるために他チームに放出したりします。

　これで公平なチームづくりをさせようというのがNFLの狙いです。ですから、毎年のようにプレーオフに出るチームというのは、お金のコントロールとそのお金の中でのチームづくりに優れているといえます。ニューイングランド　ペイトリオッツはそんなチームの一つです。

　金額に余裕があるからとスーパースターばかりを集めたとしても、スーパースターは確かに能力的には素晴らしいものがあるとはいえ、我が強い人も多いわけで、チームのまとまりがなくなるというのもあったりして、全く勝てなかったなんてことのあるのも面白いところです。逆に無名選手がスーパースターが怪我をして欠場した代役で出場したらなんと大活躍。スーパースターがお払い箱になるなんて場合があるのも、これまた面白いところです。

　ということで、NFLの選手としてはチームの登録に残ることがまず重要。そして出場するチャンスを得たら首脳陣にアピールするプレーをすること。そうすると徐々に出場機会が増えて、いつしかブレイクするなんてことにつながるというわけで、スーパースターのプレイを楽しむのも一つですが、まだ無名の選手の活躍を見るというのもNFLの楽しみの一つです。

　しかしジャクソンヴィルもQBのブルネルからドラフトで指名したQBに変わってからは、なかなか勝てなくなってしまい、弱小チームになり下がって何年もたってしまっているのが歯がゆいので、いつかまたプレーオフに出場できるチームとなることを祈っているところです。