川田(残念ながら閉店。夜の居酒屋は営業中。)その2 池上線荏原中延駅

今日は女房のリクエストで荏原中延へ来ています。伺ったのはうなぎと天丼のお店、川田さん。1年ぶりの再訪です。
　
このお店は二毛作の店。昼間は初老のご夫婦が二人でうなぎと天丼のお店 川田を、夜は息子さんが居酒屋 花一を営んでいらっしゃるそうです。この日は11時半頃入店。我々が口開けで、食べ終わるまで貸切り状態でした。店内は詰めれば10人ほど座れそうなカウンターが中心。奥にはテーブル席もあり、広い二階もあるそうですが、お昼は開けていないようでした。
　　
ランチメニューはうな重の並と上に、うな丼、大海老天丼、かき揚げ丼のみ。最近の鰻の高騰でお値段が心配でしたがうな重の上が\2,300-に並が\1,700-、うな丼が\1,300-と比較的リーズナブル。去年と比べても\200-から\300-の値上げで収まっています。最近は鰻の専門店では軒並み\3,000-以上出さないとまともなうな重にはありつけません。
　　　
そこで私はちょっと奮発してうな重の上をお願いしました。いつものように圧力釜で鰻が蒸され 20分もすると鰻の焼ける香ばしい匂いが漂ってきます。登場したうな重は並とはお重も違い、期待させます。お重の蓋を取ると厚みのある大きめの鰻の蒲焼が1尾分鎮座。中はフワフワで外は香ばしく、タレは決して濃過ぎず上品ないい塩梅のうな重です。そして肝吸いも付いてきました。具は肝に蒲鉾1切れ、三つ葉のみ。でも出汁がおいしいので余計な具はいりません。昆布と鰹節で普通にきっちり取った出汁ですが、最近はこんなお吸い物を出してくれる店も少なくなりました。
　
こちらは女房がお願いしたかき揚丼\900-。付合せはいつもの蒟蒻の煮物に糠漬け、味噌汁。女房はこのかき揚丼がお目当てで荏原中延まで来ています。海老、イカ、三つ葉のかき揚ですが、相変わらずおいしいと女房も大満足です。お腹が一杯になった後は商店街を大井町線の中延駅まで散歩してお茶。
おいしい鰻に舌鼓を打った梅雨の合間の土曜のランチでした。

店舗情報：
川田
東京都品川区東中延2-1-19
03-5750-1873
荏原中延駅改札(1つのみ)出て左へ。中延スキップロード商店街へ入り、少し行った左側。駅から歩いて1、2分。
2012年7月14日(土)