駒形神社の大岩をきっかけとして赤岩に興味が沸いたので、各所の石垣を注視しながら歩いていると、珍しいものを発見しました。
灰色の普通安山岩に乗っかる形で、赤岩(赤色安山岩質の溶岩が冷却固結したもの)が積層した痕跡があります。おそらく、普通安山岩に溶岩流が覆い被さって生じた火山岩塊から、石垣用に石が切り出された後、風化作用によって板状節理面がパカッと開いたのでしょう。
剥離した薄片を見ると、まるで錆びた鉄板のようです。赤岩は鉄分を多く含むと言われるので、空気に触れて鉄分が酸化した結果、岩本体との化学結合を失って遊離したと考えられます。
薄片が更に酸化されれば粉末状の赤錆になるので、それが地中に沈降して集積したものが、多湿黒ボク土の底に位置する赤色粘土層の元になっていると言えそうです。
灰色の普通安山岩に乗っかる形で、赤岩(赤色安山岩質の溶岩が冷却固結したもの)が積層した痕跡があります。おそらく、普通安山岩に溶岩流が覆い被さって生じた火山岩塊から、石垣用に石が切り出された後、風化作用によって板状節理面がパカッと開いたのでしょう。
剥離した薄片を見ると、まるで錆びた鉄板のようです。赤岩は鉄分を多く含むと言われるので、空気に触れて鉄分が酸化した結果、岩本体との化学結合を失って遊離したと考えられます。
薄片が更に酸化されれば粉末状の赤錆になるので、それが地中に沈降して集積したものが、多湿黒ボク土の底に位置する赤色粘土層の元になっていると言えそうです。