星・宙・標石・之波太(しばた)

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太陽の村・皆既月食観察会

2015-04-05 17:18:23 | 
昨夜、疲れて皆既月食観察会の報告をアップできませんでした。
18時半頃、太陽の村に到着するも、ほぼ全天を雲が覆っています。
お客さんに観察会を実施していることがわかるように建物の近くに陣取るのですが、
船岡の夜景でも見てもらおうと東側の芝生斜面の近くに望遠鏡をセットしました。
今回は、28cmセレストロンとフジノン15cm双眼望遠鏡(直視型)の2台です。
晴れた場合は、10cm屈折、7cm双眼鏡も用意していましたが、最後まで出さず仕舞いです。

時おり、雲の切れ間から西天に宵の明星・金星と天頂近くに木星が見えますが、
雲の動きが早く、望遠鏡のセッティングには時間を要しました。

月食の始まりの19時15分には月の存在すらわからない程の雲の厚さです。
その後、しばらくして、雲の切れ間・薄いところから月が見えだしました。
既に月は欠けています。
20時半頃まで、多少雲の通過がありましたが、月食の様子は観察出来ました。
時おり、望遠鏡を色々な天体に向けます。

西空の金星を見ているところ

月食観察は、15cm双眼望遠鏡が最適だが、高度が上がるにつれ、直視型はつらくなる

皆既に入る20時半過ぎには厚い雲に入り、全く見ることが出来ませんでした。
月食の合間に、星座案内を行います。
冬の大三角、冬のダイヤモンド、春の大曲線等を案内しました。
20時6分30秒、西の高度10度の空ににISSの通過があります。
雲が多くあり、20時7分過ぎに雲の切れ間からISSが姿を現し、お客さん全員で観察しました。
9分過ぎ、地球の影に入り、見えなくなりました。
地球から400kmの高さを秒速8kmで回っていること。
地球から400kmの高度では日没から2時間近く太陽がISSを照らしていたこと。
西の空で見るISSは影を見るため暗い等のお話をしました。


船岡城址公園の桜は、4月3日開花しましたが、太陽の村の標高200mのところにあるため、
1週間程遅れて開花します。
桜のつぼみはまだまだの様子、船岡の夜景も見られます
大河原町からたまたま来たというグループは、月食等を見られてラッキーと話していました。
夜間のため、顔は見えませんが管理人の元職場の人で4月に着任したという人が話している
うちに、管理人の名前を言うのでびっくりです。面識が全くありません。

柴田町星を見る会では、天文のイベントがある場合、太陽の村で開催することに
しています。アナウンスは、広報しばたお知らせ版です。
報道関係者には、白石市役所にある仙南記者クラブにFAXしましたが、反応はありませんでした。

次の天文イベントは何かな。
流星群の出現は望遠鏡も必要がないので、行わないことにしています。

本日(4月5日)は、雨天のため雪形の写真はありません。