昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

桜のほかの花たち

2006-04-19 | 自然界
 京都府立緑化センターで生育している標準木は、ここ夜久野高原の気候もあるだろうが、やっと新芽を出し始めた所。

夏椿の木があった。一名シャラノキと名札には書いてある。

 日本で言う沙羅の木である。釈迦の入滅の寝台の四隅にあった双樹のシャラノキである(都合8本)。釈迦が命を落としたときには、あらゆる生き物が歎き悲しんだと言う。

 そこにあったシャラノキまでが一斉に葉を白くしたそうです。(沙羅双樹の花の色)

 白くなった木の葉が、ちょうど鶴の羽のように見えたところから、鶴林寺などの名が残っています。

 この日本で言う沙羅の木は、落葉高木で10mにはなるという。椿の仲間である。 

 種子が面白い。始めて見た。ツバキの種子のように堅くて厚い皮に包まれ、成熟すると分厚い果実が堅くなって開いてくる。


うっかり触ると、手に突き刺さるほど鋭く尖っている。


高原は季節が平地よりも遅い。レンギョウが今を盛りと咲いていた。


花の多い紫モクレンを撮ったら、後ろに八重桜が咲いていた。相乗効果とはいえ判り難くなってしまった。


 今回の驚きの発見は、このヤブエンゴサクの花であった。ケシの仲間である。山菜の本ではいつも見ていたのだが、現実に出会った。
 ヤブエンゴサクは漢方にも使われ、塊根を乾燥させて鎮痛剤になると言う。
山菜とは言え、根の塊根は食べない方が良いと書いてある。