昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

早春の旅02蔵王

2007-02-27 | 国内旅行
 蔵王連峰というけれども、蔵王岳とか蔵王山とかはない。八ヶ岳のようなものだ。
 スキーのメッカ蔵王には40本のスキーリフトがある。樹氷観光客もその一つに乗る。橇やボードを持った若者と一緒にロープウエイに乗る。ゆずりあったりして、いい若者ばかりのように思えた。

 人生のキャリアーのある樹氷観光客のマナーの悪さがよく目立った。ロープウエイで席の先取りをするか、あきれたものだ。「悲しい性(さが)だ」。
 更に、ピーツクパーツクやかましく、傍若無人の振る舞い、こんな大人が育てる次世代はどうなる事やら。亡国の輩だ。
 この人たちは窓を背にして座った為に、ぎゅーぎゅーの満員では窓からの景色が見えないのだ。あっ!景色なんてどうでもいい人たちなんだ。

 さて、ロープウエイを途中で乗り換えて標高1661mまで登る。


35-40人乗りのゴンドラが降りてきた。


横に広がる白い山並みにリフトのゴンゴラが動いている。30分もすれば、あの山頂に立つことになる。肉眼では見えなかったが、写真で見ると、ここですでに樹氷が見えているではないか。
 その一つ手前の山では茶色の樹林が白くなっている。霧氷だ。


山麓ロープウエイは、山麓駅と樹氷高原駅の標高差476m。


樹氷高原駅の周囲の樹木の枝には氷が付着してきらきらと輝いている。改札に置いてあった温度計は氷点下9℃を示している。


地蔵山頂駅に着くと景色は一変する。海抜1661mに到着した。氷点下12℃だという。寒さはあまり感じない。


頂上には、地蔵が祀ってあり半身が雪の中に埋まっている。地蔵山1736mが近い。
 駅の建物の2階には売店があり暖かい部屋を作っている。
 換気扇の外には氷柱が下がっている。建物の陰は風がなく陽射しが強いが、北側に廻ると、これは寒かった。
 それよりも、大変だったのは足元である。いたるところで滑って転ぶ人だらけである。スキー靴の人は立ったまま滑っているが、観光客は尻で滑る。
 みんなきゃーきゃーわーわー。カメラマンは三脚を据えて、彼方をじっと睨んでいる。