昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

祇園の辺り3

2007-05-06 | 旅の風物
 花街の代表格の祇園甲部花街を歩きます。


京都の夏は鱧料理と聞いた。この店の鱧へのこだわりは相当なもの。見ているだけで楽しい。


祇園甲部の花街の家並みは壮観である。この路地は東山が正面に見える通りである。

 京都の五花街の代表格を持って任ずる祇園甲部の花街は、規模が最も大きく格式も高いと聞く。
 前回にアップした白川の辺りを、昔は「祇園乙部」と言っていたそうだが、今は「祇園東」と名が付いている。甲乙から来る序列のイメージを嫌ったものである。


「お茶屋」の札がある。所属の舞妓さんの標札が上がっている。
 ここに生活して、お上さんを「お母さん」と呼び、あらゆる行儀作法を身につける住まいである。
 芸妓を派遣する置屋と座敷を提供するお茶屋が、今はお茶屋が専属の舞妓を準備しているようだ。


すぐ隣の横小路の入口の木戸口にも名札が上がっている。


京都花街国民健康保険組合の事務所がある。その軒下に連絡用の黒板がある。
「八坂女紅楊学園」の授業日割表である。トップの舞踊の科目の教授には、かの井上八千代さんの名がある。


左:祇園甲部歌舞練場の入口である。ここで舞妓さんたちの、日頃の研鑚の成果の発表会が行われる。自動車で来るご贔屓筋は中央の門をくぐって奥の入口へ直接に横付けする。
右:「祇園町南側 花見小路」の石碑が見える。真っ直ぐに進むと四条通の交差点である。最も人通りの多い道も、南の入口まで来ると閑散としている。