天竜寺の塔頭に宝厳院がある。ここの庭園は江戸時代の文献にも出てくるほどの、名園中の名園といわれている。
門前にある「嵐山羅漢」。羅漢というのは釈迦の弟子で崇高な修行者であり、「悟りを得た人」を意味しているという。最近のブロンズ像だが、数が多く、全部で3-40体はあろうか。嵐山の守護をせんとて建立されたという。
ここの庭園は「獅子吼(ししく)の庭」と命名され室町時代に作庭された回遊式庭園である。
獅子吼というのは、仏が説法をすることを言い、あたかも獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力を持つように、真理・正道を解いて説得することを言います。
ここの庭を散策し、鳥の声・風の音を聴き、真理・正道を肌で感じ、心が癒されると言う。
背景の嵐山が借景となって、紅葉の赤い種子が西日に映える。
ちょっと峠を越したアヤメが名残を惜しむ。
左:干支(えと)には入れなかった猫を表す石がある。背中の丸みなどそれらしく見える。猫の目の前に丸い石が置いてある。
右:庭の中央には築山があり、須弥山とし、その前に人生を思わせる「苦海」を、黒い石を並べて作っている。突き当たりに三尊石を置く。
苦海の手前がアヤメの咲く「此岸」であり、「彼岸」に渡る「舟石」がある。
この黒石の水路を通って須弥山に近付く。
やがて三尊石の仏と出会う。その左下に小岩が散在しているが、これは海を泳いでわたる干支の獣たちである。猫は入っていないので、手前に猫石があったのである。
門前にある「嵐山羅漢」。羅漢というのは釈迦の弟子で崇高な修行者であり、「悟りを得た人」を意味しているという。最近のブロンズ像だが、数が多く、全部で3-40体はあろうか。嵐山の守護をせんとて建立されたという。
ここの庭園は「獅子吼(ししく)の庭」と命名され室町時代に作庭された回遊式庭園である。
獅子吼というのは、仏が説法をすることを言い、あたかも獅子が吼えて百獣を恐れさせる威力を持つように、真理・正道を解いて説得することを言います。
ここの庭を散策し、鳥の声・風の音を聴き、真理・正道を肌で感じ、心が癒されると言う。
背景の嵐山が借景となって、紅葉の赤い種子が西日に映える。
ちょっと峠を越したアヤメが名残を惜しむ。
左:干支(えと)には入れなかった猫を表す石がある。背中の丸みなどそれらしく見える。猫の目の前に丸い石が置いてある。
右:庭の中央には築山があり、須弥山とし、その前に人生を思わせる「苦海」を、黒い石を並べて作っている。突き当たりに三尊石を置く。
苦海の手前がアヤメの咲く「此岸」であり、「彼岸」に渡る「舟石」がある。
この黒石の水路を通って須弥山に近付く。
やがて三尊石の仏と出会う。その左下に小岩が散在しているが、これは海を泳いでわたる干支の獣たちである。猫は入っていないので、手前に猫石があったのである。