昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

当麻寺の花たち1

2007-05-23 | 歴史・文化遺産
奈良当麻寺に行ったのが1週間前である。

 二上山(にじょうざん)禅林寺というのが正式の名であることはあまり知られていない。真言宗系の寺院であるが、14世紀に知恩院の僧によって、奥の院が開かれ、以来、両派で支えあって、現在も続いている。

 推古天皇20年(AD612)に万法蔵院として、聖徳太子の弟君の麻呂子(まろこ)親王が、河内に創建したのを、約70年後の天武天皇10年(AD681)に当麻国見(たいまのくにみ)が現在地に移したという。
 以来この地の豪族当麻氏の氏寺とし、弥勒菩薩を本尊とした大寺であったらしい。
 

当麻寺山門、街路灯には鳳凰がいる。


境内に寝ていた猫たち、本日の猫の会合は終わり、休憩中であった。何匹いるでしょう。


当麻寺は後ろに見える二上山(にじょうざん・ふたかみやま=万葉集)を借景として、境内が出来上がる。
 背景の馬の背状の山がそうである。山頂には悲劇の人大津皇子の墓があるという。


すぐの所の、塔頭に足を踏み入れる。表の前栽は緑で埋め尽くされている。中央に弥勒半伽思惟像の石仏がある。まだ新しさを残している。


横に庭園に入る道がある。「草花園」と出ている。