湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

甲子園の値打ち

2008-07-03 23:07:12 | 学習

今年の甲子園大会は第90回ということで、代表校の数が多い。兵庫や愛知、埼玉など東西または南北で分けて2校出られる。高校球児にとって甲子園に出れるのはうれしいだろうが、何となく値打ちが下がる。

またまた昔話で恐縮だが、ワシらが小学生のころは県大会で優勝しても、さらに隣県の代表校に勝たねばならず、果てしなく甲子園は遠かった。ワシの故郷の和歌山県では昭和48年~昭和53年ごろまで連続して野球王国和歌山の県代表校が奈良代表に敗れて夏の甲子園出場校がないという前代未聞の事態が起きてしまった。当時は天理と郡山高校の全盛期だったのだ。

そうした、甲子園は果てしなく、そこに出るのが困難だという幼児体験があるおかげで、甲子園はメッカ以上の聖地であるという印象が長くワシの高校野球オタクをはぐくむ結果になった。それが、これほど出場校が多くなるとなんだかしらけてしまう。昔が懐かしい。

聖地の値打ちが下がったといえば、サッカーのワールドカップもそうである。アジアで2ヶ国しか出れなかったから、出て値打ちがあったわけで、いまのアジア4.5枠は門が広すぎである。国の数でいえば24カ国の代表で本大会をやるのがレベル維持にちょうどよいと思われる。サッカーの場合、ヨーロッパの強国とアジアの5番目の代表と試合してもミラクルはありえない。