最近のポロシャツって同じサイズなのに大きめじゃない。PRLとかBROOKS.Bとか。で、いろいろ考えてみるに、クールビズがはやりだしてから、中年おじさんのおなかが目立たないようにでかい目で作っているのではないかと思う。つまり、シャツの代替品としての位置づけで作られているのではないかと思われる。
でも、ワシの感覚ではポロシャツはピチピチでないとダメである。袖のちょうちん襟のところが二の腕の上のほうで決まっていないと着心地が悪いし、テニスしたりゴルフしたりする時に、オーバーサイズではじゃまになってしかたがない。要するにポロシャツはスポーツのためのものだからシャツの代替品であっては困るのである。
20年くらい前に着ていた、ワシの理想たる昔のポロシャツは、伊勢丹のオリジナルブランドで、もはや存在しない「IVY’S LEAGUE」なるブランドのポロシャツであった。これは、真夏にテニスで使用すると鹿の子編みのニットが大量の汗を吸収して、またそれを洗って、また汗を吸わせてというパターンを繰り返すうちに見事に体にフィットした理想のポロシャツが出来上がったものである。太い二の腕にまとわりつき、胸板がポロシャツに浮き上がり、まことにセクシーであった。(・・・とうぬぼれていただけかも)
ちなみにその当時はPRLの天下で、胸のロゴがよく似ていて、かつ微妙に違っていたので、ニセポロ、ニセポロとずひぶんバカにされたものであったが、「IVY’S LEAGUE」のポロシャツはその後結婚して太って着にくくなるまで永く着ていたので、上質でかなり物はよかった。で、先週、イセメンで久しぶりにポロシャツを買ったのだが、これが、なんとワシの理想にかなった作りのぴちポロであった。ブランドはなんとラコステ。もう大のお気に入りである。
考えてみれば、ポロシャツの元祖はラコステであり、PRLもポールスチュアートもブルックスブラザースもラコステをまねして作っただけであり、まさに元祖「ニセポロ」。ぴちポロ具合のお気に入り具合とあいまって、やはり元祖はエエもんじゃと納得する2008年の夏であった。ん~、ワシの胸板セクシー。