まえにちょっとしたおつき合いのあったかたが、10月に亡くなったのだが、今日、その追悼文集が着て、じっくり読ませてもらった。ガンで死んだのだが、亡くなる寸前の様子なんぞが書かれていた。
義母が死んで、父が死んで、まあそういうものだ、ぐらいに考えていたつもりなのだが、じわじわと堪えてきている。なんだか、まいっている。
ひとの死が次々と身近に起きると、自分で思っていなくても、気に病んでいるようである。いや、気に病む、というのは間違いで、人は死ぬという事実が、事実として迫っていると考えるべきなのだろう。
なんだか、ひとの人生が有限であるとわかっていても、それを直に突きつけられると、わかっていても整理がつかない。小学校4年のときに、祖父の死で、はじめて人の死体を見たときと再び同じ思いにとらわれている。