もう結婚して20年である。早いものである。結婚してよかったかといえば、よかったに決まっている。ワシは一人では何もできないし、根性もない。子供にも恵まれているし、大きな声では言えないが、結婚できなかったら、けっこう辛い人生になったはずである。
もちろん、好き好んで、独身を選択して幸せな男女をいくらでも知っている。結婚だけが幸せではない。こんなことはいうまでもあるまい。あたりまえにいえば、家族がいれば、その分お金がかかる。また、家族がいることで受ける束縛もある。結婚していなければそれがない。メリットデメリットがある。
しかしながら、世は就職難のように結婚難でもある。結婚したくてもできない若者が増えているようである。なんでかというと、景気が長く低迷して、専業主婦が減り、働く女性が増え、就職した女子が会社をやめて家庭にこもることが少なくなったからだ。収入が増え、結婚を選択しない高年収の女子が増えているからだ。
結果として、年収が低い、あるいは、将来性の薄い男性は結婚の対象にならないから、いつまでたっても結婚できない。見た目とか話術とか関係ないのである。いくら好きでも、生活に苦労するのが目に見ている男性と結婚するはずないのである。だから、男性は結婚できるようになるためにも、せっせとスキルを身につけて年収を上げなくてはならない。こういう傾向は年々高まっているようである。