演奏がいかしているのに、服装が普段着というのがあまり好きではない。ギターがうまければファッションなんかどうでもよいという人もいる。だが、もったいないと思うのだ。
ステージでライブをするというのは非日常である。非日常であれば、非日常を楽しまなければウソである。ファッションも非日常的な格好を楽しむことのできる数少ないチャンスなのだ。
上から下までレザーとか、ど派手なチェックのジャケットに細い黒デニムとか。下駄みたいなロンドンブーツとか。ふだん着ていたら変な格好でもかっこよく見える。
それを考えるのも楽しい。次のライブの時、何を着ようか。もうわくわくする。遠足に行くようなものだ。それを普段着でよいと割り切るとしたら、やはりもったいない。そう思うのだ。