父親が死んで、今頃になって人生の有期を知る。昨年来の陰々たる原因はここにある。
そんななか、昔ワシらが厨房の頃、あこがれのロックスターは未だに健在であるが、そのいずれもがすでに還暦を過ぎ、古希を迎えようとしていることには随分と勇気づけられる。
矢沢永吉、ブルーススプリングスティン、ストーンズ、ロッドスチュアート。48程度で老け込む必要はないのである。また、ライブハウスで見かける名もなきアーチストたちの中にも、老いてますます元気な連中が数多いる。
古いロックを聴きながら、明日また元気を出して頑張ろうと誓う冬の夜長である。