おかいさん

2007-02-02 13:55:42 | 食・レシピ

茶粥は、紀伊、吉野の国、現在の和歌山県、奈良県などでは、「おかいさん」と呼ばれ、この地方で毎日のように食べられてきた伝統的なお粥です。
吉野・熊野を初めとする紀州では、山が深く、平野が少ないため田んぼが開けずお米の供給が少なかったことが茶粥の好まれた理由ではないでしょうか。茶粥は、とても健康的な食べ物で、南紀(和歌山県南部)地方では、冬は暖かい茶粥を食べ、夏には冷たいままの茶粥をさらさらっと食べる、また小腹が空いたときにも梅干しや漬物などで軽く茶粥を食べるというのは、昔からの伝統的な食生活のスタイルでした。(有限会社ナカタのHPより)

最近再び母と暮らすようになり、毎日のように食卓に茶粥が出る。子供の頃和歌山で育った私はこの「おかいさん」をすすり大きくなった。いままた懐かしく想いながら茶粥と再会しているのである。 Chagayu

ほうじ茶を茶巾袋に入れて米と一緒に煮ると文字通り「茶色」のおかゆができる。 白粥しか知らない人にとっては、初めて茶粥をみるとギョッとするのではないだろうか? 茶巾袋を見かけないからどうしているのかな?と思っていたら、なんと茶粥用のティーパックが販売されているのだという。こんなものがよく商業生産できるものですね。Houjicha_1

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