ステロイド

2008-02-12 00:57:03 | 健康・病気

今年もそろそろ花粉が飛び始める季節になった。 2年前大量の花粉攻撃を受けたときはたまらず花粉症に効く注射を打ってもらい、症状が楽になった。 昨年は比較的症状が軽かったので市販のくすりとマスクでしのいだ。  今年は発症する前に先手を打って注射をしておこうと思い土曜の朝近くのクリニックに行った。 医者が言うには、注射の成分は、副作用が多いステロイド剤を使うので、あまり勧められない。 どうしても注射をしたいのならもう少し後にしたほうが良いと。 注射の効果は1ヶ月程度なので、今打てば花粉の最盛期に2回目の注射が必要になるが、2回の注射は避けたほうがいいということだった。 ステロイド剤の副作用のリスクはこんなにもあると医学書を見せられ、いつになく素直に医者のアドバイスに従い注射を打たずに800円支払ってすごすごと帰ってきた。  

さてステロイド剤とは? 副腎皮質ホルモンのひとつである「糖質コルチコイド」のことを指すことがほとんどで、抗炎症作用、免疫抑制作用(他多数)があり、また起こりうる副作用としては 高血糖、感染症、副腎の機能不全、精神の変調、骨粗しょう症(他多数) 非常に強力な薬である一方、副作用の可能性も多いと言うことのようだ。 どんな薬でもそうだと思うが、その薬を投与することによってもたらされる効能(プラスの値)と、副作用の確率と副作用の程度(マイナスの値)の絶対値を比較してその薬を使うかどうかを決めるべきだと思う。 たとえひどい副作用が高い確率で起きると判っている薬であっても、その薬を投与しなければ、間違いなく死に到る場合は、薬を投与すべきである。クスリのリスクをとるべきである。  まあ今年の春は、注射を打たずに、マスクをつけて、鼻のうがいでもして花粉症をやり過ごすとしよう。 

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